テスラ成功物語は「2022年が正念場」、EVシェア急落を招く“4つの弱み”とは
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テスラの弱みは、収益を排出権クレジットに依存していることです。そして、他のメーカーのEVシェアが伸びてくれば、テスラへ支払う排出権クレジットの金額が減り、利益が圧迫され、赤字に近づいていくことになります。
https://toyokeizai.net/articles/-/432916?page=4
シェアについて言えば、テスラが競合に差をつけて1位となっているのは、アメリカだけで、ヨーロッパでは、フォルクスワーゲン、メルセデス、BMWに続く4位です。
https://cleantechnica.com/files/2022/01/Top-Auto-Brands-for-Electric-Vehicle-sales-in-Europe-January-December-2021-Sales-CleanTechnica.png
そして、テスラの株が物語に基づいて売買される面は、大きいのでしょうが、収益が悪くなり、赤字になってくれば、株価が大きく下落することは想像に難くありません。そして、ヨーロッパでは、既にテスラが排出権により得ていた収入源が減ってきています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-05/QSMSY5T1UM1101
そして、アメリカですが、全米1位で売れているフォードのF Seriesには、来春F−150ライトニングのEVが販売され、すでに15万台の予約が入っているそうです。
https://kuruma-news.jp/post/428304
GMのシボレー・シルバラード(全米で2位)の現在開発中のEV版では、手ごろな価格での販売を狙っていますので、これが発売されれば、テスラにとっての競争環境は厳しくなってくるでしょう。
https://jp.techcrunch.com/2021/10/07/2021-10-06-gm-takes-aim-at-teslas-market-share-with-growing-portfolio-of-evs/
排出権クレジットは、その額が算定見積もり法に依存することもテスラに取ってリスクとなります。
https://newswitch.jp/p/25000ファンダメンタルズに基づいて売買される銘柄ではなく、その物語で価値が決まる企業であり既存企業のアンチテーゼ。
なるほどそういう表現もあるのですね。
期待値が実態より高くなる背景。
わかりやすい説明でした。