検査できず自宅療養、「症状軽快して72時間」で待機解除 専門家案
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感染者の隔離期間として、こちら米国では、症状に基づく他の基準等とともに、「発症から5日間」という基準が用いられています。
これまでの研究から、発症から2-3日以内が最も感染を人に広げやすく、その後時間とともにそのリスクは低下するということが明らかになってきています。「症状軽快して72時間」という隔離基準には、そのような科学的根拠も背景にあると考えられます。
ただし、米国の「5日間」とは対象的に、「症状軽快して」という自己判断の部分を基準に残すことで、隔離期間があいまいになったり、誤解を招く懸念もあります。また、最初から最後まで検査を全く用いない方法をとることで、不信感を招いたり、隔離が十分守られないリスクも生じるかもしれません。
リソースが限られる中での苦渋の判断という側面もあることが想像されます。専門家案を詳細に読んでからコメントすべきだと思いますが、入手できていない範囲で思うことです。
検査できずに自宅療養の場合は「保健所に連絡しただけ」にすぎず、診断もつかず、医療機関受診にもならず、当然診断書を入手できるはずもなく、医療保険の支払対象になるとは思えませんので、このような方に長時間待機するように要請する法的根拠もなく、これ以上の「要請」は無理とする目安が「症状軽快して3日」と考えた結果だと推測します。
それでも基準を出したほうがモラルに訴えかけやすいことから意味はありますが、感染していた場合は、(いつ感染したかにもよりますが短期間に)症状がおさまった後の3日目だと感染力は極端には低くないと思われ、例えば米国CDCは検査陽性判明後、5日間自宅待機という基準を出しています(これで再感染のリスクが90%減少するレベルとのこと)。今回の「基準」は、それ以上の「要請」が無理そうであるということの表れだと思います。
本来イレギュラーな状況である、何もしないとほぼ同義の「検査できず自宅療養、保健所登録だけ」の状態が解消されることを願っています。
<米CDC 接触可能性がある方の行動基準(抜粋)>
1. 本人がウイルス検査で陽性の場合
・予防接種の状況に関係なく、全員が5日間家から出ない。
・症状がない場合、または5日後に症状が解消する場合は、家を出ることができるが、さらに5日間マスクを着用し続ける。
・熱がある場合は、熱が治まるまで家にいる。
2. 接触者の場合かつ
(1) 「ブースター接種を受けた」または「ワクチン接種を6カ月以内に受けた」場合
・マスクを10日間着用する。
・可能であれば、5日目に検査を受ける。
・症状が出た場合は、検査を受けて家にいる。
(2) 「ワクチン接種を6カ月以内に受けたがブースター接種を受けていない」または「ワクチン接種を受けていない」場合
・5日間家から出ない。その後さらに5日間マスクを着用する。
・検疫できない場合は、マスクを10日間着用する。
・可能であれば5日目に検査する。
・症状が出た場合は、検査を受けて家から出ない。
https://www.cdc.gov/media/releases/2021/s1227-isolation-quarantine-guidance.html忘れて欲しくない、というか気にしてほしいのは
保健所への届出は医療機関がすることです。
小さい枠に個人情報から感染日、診断日、状況等
結構埋めるの大変です。
しかもそれをFAXで送り、同時に保健所に電話しなけらばならず
しかも電話は繋がらず。
また、自己検査陽性の人も、届出のために受診してくださいとか
それでまた院内感染リスクだし
この辺のしんどさ、どなたか会議で言ってくれないかなぁ。
※個人的な意見です