ソニー、「Halo」開発元バンジー買収へ ゲーム分野の競争過熱
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先日、MicrosoftがActivision Blizzardの買収を公表したが、今度はSonyがBungieを36億ドル(約4100億円)で買収することを公表した。
企業価値は、ROIC、成長、WACCで決まるが、成長の最大のドライバーは、高成長市場にポジショニングすること。
世界のゲーム市場は、2020年に1,778億ドル規模に達し、前年比23.1%増加、2023年には、2,000億ドルを超える見込み。
https://newzoo.com/products/reports/global-games-market-report/
また、世界のメタバース市場も、2020年の476.9億ドルから2028年には8289.5億ドルへと43.3%のCAGRで拡大すると予想。
https://www.emergenresearch.com/industry-report/metaverse-market
高成長市場のプレイヤーに対するM&Aは今後も続くだろう。
注目のコメント
それぞれの色が出てきてますね。
ソニーは小規模でも買収と投資を加速させ、結果としてディスコードやEPICの株式を保有。ミクサーの失敗、ディスコード買収に失敗したマイクロソフトはブリザード大型買収で方向転換。Googleはクラウドゲーミングで滑りぎみ、twitch保有のAmazonはコンテンツ競争で持て余し、Netflixは息を潜めている。彼らの逆転の策とは。一方でテンセントはスーパーセル、マーベラス、プラチナゲームズと、コンテンツ企画力、発掘力、開発力を着実に手に入れ、何よりEPICの株式を多く取得していることでエンジン基盤を握っている。配信方面などコミュニティなどにも着手しており全方位。Facebookは空前のVRヒットタイトルであるビートセイバーを買収し独自プラットフォーム路線。任天堂は遊びにこだわりブランド誇示して我関せずというところ。ただMOBAや中国展開ではテンセントと手を組んでいる。日本にはスクエニ、セガ、バンナム、カプコンなどの有力なIPを保有したゲーム会社が点在。世界的にインディーゲームもヒットタイトル連発で耳目を集めている。この時代の波にどう動きがあるのかに今後注目。ソニーが、「Halo」や「Destiny」などの人気ゲームを生み出したバンジーを36億ドルで買収。MSのアクティビジョンブリザードに続く大型買収。クラウドゲームPFの戦い、ひいてはメタバースPFの戦いは技術だけでなく、どれだけ大型IPを持っているかが凄く重要。
なので、Amazon、Apple、Googleは無理。Metaは必死でVRゲームデベロッパーを買収して巻き返しへ。日本のゲームパブリッシャーはサイズ的には買いやすいし人気IPが多いから草刈り場になる可能性は大。創業者が引退のタイミングなど。もとマイクロソフト傘下のバンジーを買うとは!おそらくMSのアクティビジョン買収の後、投資銀行がソニーに対してディールの売り込みに列をなしたことが想像できます。以前ソニーがコロンビアピクチャーズ(現ソニーピクチャーズ)を買収した直後にユニバーサルを買って5年足らずで売却したパナソニックの様にならなければいいと思います。