中国古代史と言われて真っ先に脳裡に浮かぶのは、始皇帝、項羽と劉邦や三国志の武将たち。だが英雄の陰には、名もなき民の支えがあるものだ。こうした人々の日々の営みの集積もまた、歴史を動かす要因になったことだろう。ならば、その時代に社会を下支えしていた人々は、どのような暮らしをしていたのか。 本書は古代中国の人の1日、24時間を、「未来からやってきた怪しい人物が、皇帝の許可をもらって帝国の中を散策する」という架空の設定の下、朝から晩までの時間軸にそって紹介した1冊である。
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