「説明がヘタな人」が知らない話の組み立てのコツ
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例文にあるように、結論が一番先でなくてもすぐ出てくる分には何の問題もありませんね。ところが、何を言いたいんだ?という想いを抱かせっ放しにしておいて長話をするから、聴き手がついてこないのでしょう。ところが、この人の話は面白いと分かっていると、最後にオチの来る落語のようにずっと話の虜になっています。これは話のプロセスにも人を引き付けるネタがちりばめられているからです。
結論から先、云々は絶対ではありません。時間の制約、聴き手との関係、相手の余裕、緊急度、相手が興味津々のテーマかなどなどを考慮して、ストーリーの組み立てを考えたらいかがでしょうか。まぁ、当たり前ですね。
いつ誰が誰にどこでどうやって伝えるのかによって、話の構成は当然変わる。
例えば、Aさんに対して説明したパワーポイント資料があったとして、Bさんにもそのパワーポイント資料で説明する際にAさんと同じ順序で同じ説明するなんて有り得ないですからね。まさに今日仕事で弁護士先生に相談する事項があったのですが、お忙しい先生に相談するのだから、こちらの困っていること、相談したいことの概要を伝えて、法律の観点から一般的な取り扱い、注意点について教えを乞おうとしたのですが、先生からは事の顛末を根掘り葉掘り確認されて、それだけで相当時間を喰いました…
この記事を読んで、なるほど、先生に相談するような企業の困りごとはシロクロはっきりしているものではないんだな、前提条件によって法の解釈は変わってしまうから、事の顛末を根掘り葉掘り聞かれたんだな、と合点がいきました。ケース②の説明の組み立てが必要だったということなのだと思います。
この本面白そうですね。早速図書館で貸し出し予約をしてみます。
>ケース① 文脈を伝える
ケース② 前提の情報(知識)を共有する
ケース③ 知的好奇心を刺激する
ケース④ 結論までのプロセスを、相手にも再現できるようにする
ケース⑤ 商談などの交渉で駆け引きしたり、有利になったりする