街の書店、コロナ特需に陰り SNSとの相乗効果カギ
コメント
選択しているユーザー
原稿書きという仕事柄、あちこちの本屋さんへ行く機会があります。本屋さんの売り場構成を眺めつつ、「この本屋さんはどんな人を対象にして本を売っているのか?」を考えています。街の性格、関心分野、方向性など、いろいろ見えてくるものがあります。
業態としては、カフェとの合体型が増えていて、渋谷西武地下や渋谷スクランブルスクエアの上、代官山などにそういったカフェ+本屋を見かけます。六本木にもありますよね。こういうところは、美味しいコーヒーを味わいつつ、カッコよく本を読んでいる自分の姿にどこかで酔うようなところがあって、ちょっと私は引いていますけれど、ビジネス的には実に上手いと思います。
あとは、店内POPの作り方などで、本屋さんがコンシェルジェ的機能、キュレーター的機能を持っているといいなー、と思います。なにも売り場全部というわけではなくて、店主さんとか書店員さんの独断と偏見で「この本LOVEですうー」みたいなコーナーがあると、その書店へのロイヤリティもアップするのでは。
以前、渋谷駅の埼京線通路にある本屋さんで「爆裂!聖徳太子」?(だったかな)を買った時は、エグいPOPに惹かれちゃいました。それと大塚の本屋さんもディープ感があって、とても好きです。
好きな本屋さんランキングというのがあってもいいですね。それもマーケティング的な最大公約数による評価じゃなくて、あくまでも個々人の独断と偏見による・・・・もので。
注目のコメント
電子書籍も使いますが、紙の本も街の書店も大好きです。
書店での作品発掘を何より楽しみにしているのですが、最近は、いわゆる町の書店もamazonと殆ど変わらない作品ばかり…。
独自色を出して頑張っている書店もありますが、行ってガッカリする店も多くなりました。売れないから売れそうな本を置いているのだとすると、負のスパイラルですね…。SNSとの相乗効果・・・といってもインフルエンサーに紹介されたりしてバズった作品は大きく跳ねるということで、書籍全般としてとてもキビシイ。YouTuberと同じでトップが伸び大金を手にするが多くはたいして稼げないという感じ。
僕が気になっているのはネット時代の読解力の低下です。ネットによって以前より多くの情報、多くの文章に触れるようになった現代人が文章をちゃんと読まずにテレビのザッピングするかのように情報を得ていることで文章をちゃんと読めていない比率が高まっているように思います。タイトルでの釣りが横行しイメージでの誤読がホントに多い・・。
そういう意味で紙の書籍であろうが電子書籍であろうが読書をちゃんとする人と基本的な読解力に大きな差がついているように思う。もっとも常に読書をする必要はなく若い内にシッカリと読解力をつけた人はそのあともそうそう落ちるものではないとは思う。問題はそういう力がつかないまま・・・の人達。