【漫画で読む】バズらなくても良いメディア。新種企業「Substack」
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
数学者のノーバート・ウィーナーは、50年代に書いた本の中でこう語ったそうです。
“もちろん実現不可能だが…もし「全人類にデバイスを持たせて行動データを集める狂った世界」があったら、人類は生き残れない”
こんな世界が実現している昨今。
フィルターバブルやメンタルヘルスへの悪影響など、SNSが生み出すアテンション・エコノミーの問題点が、様々な形で明らかになっています。
そこで登場した企業「サブスタック」は、全く新しい原理に基づくメディアのエコシステムを構築する、まさに新種企業。
彼らの目指す世界とは? さくっと読めるコミックでお楽しみください。コンセプトとしては弊社もかなり近い事業ですね。
弊社の場合は無料で公開されるのが当たり前になった小説を有料で販売できるように再転換しています。
無料というと一見良さそうに見えますが、PV至上主義になりますし、書き手も読者も心地良い環境とは言えなくなります。無料というのはお金を払ってないだけで時間や手間や不快感などそれ以外のものを払わされるってことです。それが嫌な人たちというのは結構いるんだなというのがわかると思います。
価値あるものに対価を払う。
大事なことですよね。Substackは個人ニュースレターのトレンド形成に大きく貢献したのは間違いないですね。私もいくつか購読しています。ある意味、Web2.5的な存在ですよね。プラットフォーマー的な性質もあるが、個人をエンパワーメントするモデルにもなっている。
良く言われるリスクは、人気になったクリエイターがSubstackからお客さんごとそっくり別の所に移動してしまうことですね。実際に、Substackじゃなくてもかなりの集客が出来ているライターもたくさんいます。
【追記】
substackの料金体系について補足すると、基本は月額10ドル(年間100ドル)とかのサブスクです。そうすると、よほど好きな著者であったとしてもその人の本に、年間100ドルも使うことはないので、高いなと思ってしまいますね。また、一人のライターに対して、NYTやNPなどのメディアの購読料と同じ位のフィーを払う価値があるのか。あとは、Netflixとかのストリーミングが提供するコンテンツ量と比べても高いと感じます。なので、やはりマス向けではなくニッチな物好き向けに売るサービスなんだと思います。