過熱するメタバース。熱狂を生む2つの潮流とは?
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まさに先日,学生とこのあたりの話題で盛り上がりました.その学生は途中のグラフで言うところのメタバース1.0としてのVRChatなどを楽しんでいる学生だったのですが,曰く「実名側の文化がこっちに流れてきてほしくない」とのこと.右下で楽しんでいた人たちの一部は,右上で左上からの実名SNS組と合流するのには嫌悪感があるようです.
思うに,若者たちは新しくコミュニケーション出来る別のツールにすぐに移行していくので,おじさん世代が左上の実名SNSから合流してきた頃には,既に別のプラットフォームに移って,おじさんたちの思いもよらないようなコミュニケーションをしているのだろうと思います.流行のメタバースもweb3も定義が人によって違うし、今後の発展なんて誰も正確には分からないので、今はとりあえず言ったもん勝ちですね。
個人的には、「新しい経済圏がゼロから立ち上がってインフラをゼロから作る」というのはweb3のストーリーとして分かり易いので、メタバースとの親和性があるということだと思っています。
でもそれぞれの実現確率が不明な二つの潮流を掛け合わせたら、当然組み合わせの実現確率は更に低いので、当面は単独の潮流の中で、持続的なユースケース/ビジネスモデルを模索する期間が長く続くのではないでしょうか(記事内にある通り、NFTは過剰流動性が現在の盛り上がりに寄与している可能性が高いので、持続可能なのかは良く分からない)。
一方で、いっきにピースが揃って世の中が激変することに賭ける起業家/投資家がいる位に大きな話でもある、ということも理解出来ます。言いたいことはよくわかる。問題はどこまで現実世界と関わることが出来るかだろう。話題になったアクシィインフィニティのようにplay to earnモデルが成り立つようになってくると、確かに一定の価値は出てくるのかもしれないがそれがきちんとオープン化するにはまだまだハードルが沢山ありそう。FacebookもAppleも目指している地平はクローズドな世界観であろうし。