新規事業がうまくいかない。大企業に足りないのは「信じる力」だ
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大企業の場合、短期的な結果を求められたり、複数の意思決定者を納得させなければいけなかったりして、新しすぎる領域にチャレンジすることがなかなか難しいように思う。その点スタートアップであれば99人に「うまくいかない」と言われても1人が「うまくいく」と信じてくれて投資してもらえれば事業を継続できる。一方で大企業だからこそやりやすい事業領域もあるはずなので結局は一長一短。
私は前職で新規事業の部署を経験したあとに起業しているので両方のメリットデメリットをなんとなく体感していますが、記事に書かれているように新規事業の特性を正しく理解して社員を信じて任せる、失敗を責めずに細かく軌道修正を繰り返すということは本当に大事だと思います。
注目のコメント
シナジー=既存資源の活用は新規事業や多角化でよく言われますが、じゃあ会社で最も重要な資源は?となったときに実は人材であるという点がポッカリ忘れられている事がよくあります。「他人が考えた新規事業をやって成功するはずがありません」というのはまさにその通りと感じます。アイリスオーヤマやスタートアップを見ていても思うのですが、会社が、新規事業部がではなく、「やりたい人」がその能力を最大限に絞ってやる。主語がとても大切です。
井上さん、お久しぶりです。そういう事だったんですね。またぜひどこかで。大企業で新規事業やサービスを企業内起業することの最大のメリットは資金調達の心配をしなくていいこと。しかし、企業にいくら体力があっても、社内の上層部に庇護者がいないとすぐに予算カットされるので、実際に資金を調達しなくても、予算を確保し続けるのは大変。そこには新たなビジネスモデルを信じ邁進する起業家と、それを信じて支援し続けるシリコンバレー型VCのような幹部が必要。その組み合わせがないから、大企業での新規事業は成功しない。そういう意味では、資金調達が非常に楽になっている現代日本では、さっさと起業してしまった方が手っ取り早いし、また企業内起業では得られない多額の個人リターンが期待できる。となると、新しいビジネスモデルを信じ切れる人材は独立してしまうから、企業内起業の成功はさらにハードル高くなっているのかもしれない。