「財政破綻は起きない」専門家が論じない日本経済がヤバくなる本質的な原因
shuchi.php.co.jp
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地動説・天動説を引き合いに今批判されまくっているMMTが経済理論の主流となるときがくる、的なことを何かで目にしましたが、何事も事実をベースに読み解いていくことが大事なのかなと。
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ハイパーインフレが発生するためには、主に以下の3つの要件のいずれかを達成する必要があると言われています。
(1) 生産設備の破壊等の供給能力の欠如
(2) 労働力の極端な不足
(3) 高額紙幣の大量発行
第1次世界大戦後、ドイツで発生したハイパーインフレの例を当てはめると、上記の3つの要件をすべて満たしていたことによって発生した、というのが一般的です。
生産能力:フランス・ベルギー軍によるルール工業地帯の占領により破壊
労働者不足:(1)に抗議したドイツの労働者のゼネスト
紙幣バラマキ:ゼネスト支援のため、大量の補助金を通貨発行により支給
これを踏まえると、記事のハイパーインフレの説明がなんとなく薄い気がしました。財政破綻やらハイパーインフレは、言ってみれば大天災だ。それを懸念をする以上に、過去10年にいよいよ鮮明になってきた日本の地盤沈下という、今まさに進行中の危機を懸念すべきだろーな。
財政破綻だのMMTだのという問題は、経済システムの問題よりも政治ガバナンスシステムの問題です。
ガバナンスがグダグダな国にこれ以上原発建設を許すか?とかそういう問題と同じ。
これ以上、経済方面からその辺の財政的な問題を云々するのは本質的ではない。私にはもはや意義を感じられません。全て単なる神学論争の類になると思います。