20年政治資金報告 ネット提出 わずか3% : 政治 : ニュース
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国から支給された資金が正しく使われているか、国会議員は毎年、政治資金収支報告書の提出が求められており、昨今ではオンライン提出もできるようになりました。(確定申告がe-taxでネット経由でできるようになったのと似ています。)
私の政治事務所である元榮太一郎事務所では、2020年度分についてオンライン提出をしました。実際に活用し、良かった点と改善すると良いと感じた点がありますので皆さんにも紹介します。
◎良かった点
・紙のムダが省ける
書面で提出する場合、A4で500~600枚程度の用紙が必要になります。コピー代のムダを省けるのはもちろん、資源のムダも削減できます。
・大量の印刷物を持ち込む手間が省ける
提出の際、大量の印刷物を秘書が持ち運び、窓口へと届ける必要があります。年に1度とはいえ、秘書の手間を省けます。
・軽微な修正や再提出もオンラインでできる
大量の書類が必要になるので、ときに修正が発生する場合もあります。その際にも、いちいち印刷したり届けたりすることなく、オンライン上で修正や提出を完結できるのはありがたい点です。
・想像以上に簡単
公的機関が用意しているオンラインサービスは、煩雑で分かりにくいという印象があるかもしれませんが、政治資金収支報告書のネット提出では、想像以上にかなりスムーズに進みます。これまでに運用してきたe-taxをはじめとするオンラインサービスのノウハウや改善が反映されての結果だと、担当の皆さんによる努力に敬意を表します。
◎改善したほうが良いと感じた点
・初期設定時のパスワードが郵送で送られてくる
セキュリティの問題をどう解決するかは難しいところではあるのですが、現状はすべてをオンラインで完結することができない仕様です。
・1万円を超える金額の領収書はスキャンしてPDF化が必要
スキャンしてPDF化して適切なファイル名を付与して…という作業は、従来より3時間程多く時間がかかりました。ただ、担当した秘書によると「大変かと思ったけど、スキャナー等の設備があれば作業自体は難しいものではなかった」とのことです。
デジタル庁も発足し、日本のDX化はより一層進んでいくでしょう。利用率の低さが難しいという先入観を与えてしまう部分もあると思いますが、政治事務所も、自身の足元から積極的にオンライン提出を活用していく必要があるのではないでしょうか。