鉄道車内に防犯カメラ、新車両で義務化…京王線事件受け国交省方針
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JR東日本が他の鉄道会社に先行して車内に防犯カメラを設置したのは2010年4月のことでした。この時は痴漢犯罪の多発が問題になっていた埼京線が対象でした。防犯カメラ4台を痴漢が特に多い大宮方向1号車に取り付けたといいます。それから11年余り。無差別殺傷防止のために防犯カメラが取り付けられることになりました。鉄道会社は、人口減にコロナ禍が加わり、経営は厳しさを増します。その一方で、エスカレーターやエレベーター設置のバリアフリー化、視覚障害者の安全確保や自殺防止のためのホームドア設置など巨額の設備投資が求められます。これに加えてのことになるので、鉄道インフレを支えるための公的支援はやはり必要でしょう。
「防犯カメラの意義に疑問」という指摘もありますね。
ですが、先日の京王線での事件時に問題だった下記の事態を避けられます。
https://newspicks.com/news/6334263
【1】非常ボタンを乗客が押下
【2】ボタンを押した乗客は犯人から逃れるため非常ボタンから離れる
【3】結果、非常ボタンのスピーカー越しに車掌が確認するも誰からも応答ナシ
【4】車両で発生した事態を車掌は把握不能に…
【5】緊急停止時、電車の扉とホームドアがずれていたため電車の扉・ホームドアいずれも閉じたまま(車掌は車内の状況がわからない)
【6】車内に閉じ込められ犯人がいる場から逃げられない乗客(その後、窓から車外へ飛び出す乗客も)
「何が起こっているかわからない→犯行が行われる車内に乗客が閉じ込められる→更に被害拡大」という悲劇を防犯カメラは防げます。
「いやいや、非常ボタンが押されたら緊急停止→ドア開放という運用でカバーできるだろう?」とはいきません。
非常ボタンがいたずらで押されたか否かを防犯カメラで確認する必要があります。京王線の事件を受けてとのことですが、個人的には、性犯罪への効果を期待しています。防犯カメラが捉えていれば、被害者側も立証できますし、被害件数がすくなるのではないでしょうか?女性をはじめとしたマイノリティの方への被害が少なくなりますように。