仕事と家庭の両立は「よくばり」?広島県の女性向け冊子に批判集まる。県「必要な見直し行いたい」
コメント
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表現はさておき、別にいいじゃないと思ってしまう自分は古いのかなぁ。
許せないことだったのかなぁ。
言葉のあやを掴んで時間と労力を裂かせるのやめようよ。
国会じゃないんだから。とも思う。
我が娘よ、おおらかで優しい人であれ。
注目のコメント
もちろん言いたいことは分かります、仕事も家庭も両方目指そうとポジティブな意味で欲張っていこう、と。ただし、そもそも男性が何の主張もせずとも手に入れてきたものについて、女性はちょっと声をあげようものなら「わがまま」「欲張り」と言われてきたという背景があり、単語そのものが持つネガティブな意味を打ち消すには、今やこうしたことは「欲張り」や「わがまま」ではない、権利だから享受していいんだよということを載せる必要があったと思います。富永京子先生の『みんなの「わがまま」入門』を思い出しました(この本も「わがまま」という言葉には最初見た時、抵抗感がありましたが、読めば「わがまま」という言葉自体を捉えなおそうとしていることが分かります。でもそれには丁寧で根気強い説明が必要…)。
さらに、パンフレットの中身で、ママたち側が「同僚やパパに配慮しよう」という内容があってその部分の夫の他人事感などが、より批判を集めたものと思われます。全ページを見ると、マタハラについてや、上司・同僚向けのメッセージもあるので充実した内容でしたが、神は細部に宿るといいます。そのページに誰も違和感を覚えなかったのか、作成者らの価値観が出てしまっていないかと言うことだと思います。夫が言いがちなことを載せたとしても、それに対してガツンと言い返す方法を載せたら良かったかと思います。大変残念なことですが、こうした「違和感」に気づいて声を上げていくことがまだまだ日本には必要なのかもしれませんね。
とくに性別役割分担のところ。
父親が子育てや家事を「手伝う」という表現や、ママが会社のメンバーに感謝をしないといけないという件など。(感謝はママじゃなくても必要ですよね)ママたちはいっぱいいっぱいの中でいろいろ謝りながらがんばっている事実を認めたいなあ。
炎上がいいことではないですので、ただ騒ぐのではなく、「なぜこうなっちゃうんだろう?」とみんなで考えられるように。あれ、ちょっと辺だなと思った時にちゃんと意見をいう。ああ、もっとこういう視点が大事だよね。という感じ。支援のつもりが負担になってしまうような一元的な視点は残念ですし、税金と時間と人を使って、、、ということもありますが、こうした違和感の発見から進化は始まるということも。
企業で様々やっていてもたくさんある理解の食い違い、表現の間違い。常に気をつけていてもみんなが深く理解して行動するにはまだまだです。その度に落ち込むことも多いし、無力感も。でも進まないと!という思いです。
コメントの通り、正しく「必要な見直し」をして欲しいですね。
これをきっかけに広島が深くダイバーシティを理解する県として大きくリーダーシップを取ってくれるようになったらいいなと思います。
広島以外の県や自治体、組織も他山の石とせずに理解の機会にして欲しいな。仕事と家庭の両立を応援したいという思いが根底にあるはずの冊子に過剰反応してしまうほど、仕事と家庭の両立で苦しんでいる女性が多いという現実がある、ということではないだろうか。