自らを変容させる組織とは? 「両利きの経営」を実践するポイント
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取材執筆を担当させていただきました。
組織変革や業務改革、DXなどの話で必ずと言っていいほど耳にしてきたのが「経営者がしっかりとコミットしなければ〇〇できない」「ボトムアップだけでは無理」という話。
そんな中、AGCさんでは、まさに「トップダウン」と「ボトムアップ」がしっかりとかみ合い、進んでいらっしゃると感じました。
忙しいはずの経営チームが、海外拠点をめぐって社員と対話したり、若手と合宿を行ったり。どうやって時間を作っているのだろうと、問われることもよくあるそうですが、平井CEOは「時間はなんとでもなる」とおっしゃっていたのが印象的でした。
「両利きの経営」は、まさに本質を追求するAGCさんの文化があったからこそ生まれたんだと思いました。経営チームのビジョンを伝え、良き組織カルチャーを作るために駆けまわる。日本の老舗大企業でありながら、新しい経営の形を実践されているAGCさん。素晴らしい会社だなと思いました。
注目のコメント
インフォグラフィクスの監修と平井CEOとの対談をさせていただきました。AGCの取り組みは、「日本企業における経営者の役割は何か?」を問い直す好事例です。オライリー先生自身は、トップ経営者の時間の1/3は組織カルチャーの形成に使うべきと言われています。組織活動のコンテキスト設定をする。これこそが、今、経営者に期待されている役割だと再確認しました。
平井さんを上海と東京で取材したことがあります。
非常に技術には詳しいです。
両利きの経営も当時から語り、印象的です。
2021年にAGCはガラス分野で蘇州工場、深圳工場をそれぞれ稼働し、自動車とくに中国ではEV用の自動車ガラスを生産し、液晶ガラスももっとも技術レベルの製品を出しています。
他の日本企業と違い、攻めの経営をしていると思います。
追伸
両利きの経営についてはきちんと研究する必要があると感じます。
ジャストインタイムなどの経営方式はかつて世界では風靡しましたが、今はかなり普及になり、新味が薄くなりました。
日本から今度の両利き経営はまた注目されていくのではないかと思います。