【未来予測】インターネット、SNSの「次」に来るもの
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消費できるコンテンツの数が増えすぎて、「選ぶのを助けてくれるテクノロジー」が必要になった──。WIRED創刊編集長のケリー氏は、2016年時点でそう指摘しています。
選ぶのは、気力と努力が要ります。だからこそ、SNSや検索エンジン、おすすめ機能に選んでもらえば「楽」ができる。でも、本当にこれでいいのだろうか。もっとより良い「フィルター」のかけ方がある気がする…。
そんな疑問をケリー氏にぶつけると、「こんなやり方があるのでは」という提案を想像力豊かに返してくれました。
今回の特集の相談をする中で、池田編集長が「前にもこんな話読んだ気がする」と本棚から取り出して紹介してくれたのが、ケリー氏の「<インターネットの次>にくるもの」です。今読んでも、いや今読むからこそ「確かにそのとおりになっている」と思える本で、ケリー氏の予言力がここにも現れている気がします。一週間特集をお読みくださり、ありがとうございました。『グーグルやフェイスブックといったインターネット・プラットフォームは、私たちが「見たいであろう世界」を映し出すことで、大成功を収めてきた。』
とありますが、プラットフォーマーは、広告価値のある場を創るために、利用数が増えるようにアルゴリズムをチューニングしていっただけだと、私は捉えています。
崇高な目的で運営されているのであれば、例えばヘイトが広がっていることがわかった時点で即座にサービスは停止されているはずです。お金を稼ぐ以上のロマンは存在していないのではないでしょうか。
ここでは我々は、それを無批判に喜んで受け入れているユーザに過ぎないということが指摘されています。
そして、インターネットがより健全な存在になるためには、匿名性を排除し、メタバースのようなバーチャルリアリティではなく、リアルをネット空間と融合させるARの延長にあるミラーワールドが、ネットの未来だと説明されています。
私もメタバースよりは、現実とネット空間が融合していく未来にワクワクと、人類の進歩の可能性を感じます。
・言語を超えたコミュニケーションが可能となる世界
・識字障害で字が読めない人も、簡単に情報を入手できる世界
・自閉症の人が、相手の感情を理解できる世界
こういったことが可能になる社会が訪れることを期待しています。刺激的な最終回インタビューでした。
SNSに野菜を求めても仕方ないという話は、特集第1回でSmartNewsの鈴木健さんが述べていた、「バランスよく取れる完全食だと考えてはいけない」という話と一緒だなと。あるいは、「教育」について触れていたのも共通しています。
選択権はもっともっと自由になっていくのかもしれません。HEYはちょっとつかってみたい。
ミラーワールドについてはまた改めて、お届けしたいと思います。5日間、ありがとうございました!