新型コロナワクチン 3回目接種対象を18歳以上で検討
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
ファイザーのデータが中心になりますが、3回目接種が私たちにもたらしてくれるものは、接種後６ヶ月を過ぎた頃に低下してしまっている感染予防効果や発症予防効果を再び90%を超えるほどまで改善してくれるというものです。
また、全身の副反応については、2回目接種よりも頻度がやや少なくなる可能性が指摘されています。モデルナでは、そもそも投与量すら半減されており、同様に2回目接種よりも副反応が軽くなることが期待されています。
このような有効性、安全性のデータから、3回目接種が妥当化されており、一部の先進国ではすでに接種が始まっています。私自身もすでに１ヶ月ほど前にファイザーのブースター接種を受けましたが、幸いほとんど副反応なく経過しました。外国製の新型コロナ関連医薬品に対しては、日本は米国の方針を追随しています。しかし、日本はこれまで希望する全人口への3回目接種を行うとしていたため「米国で認められていない対象（希望する全人口）への接種承認はサプライズ」考えていました。
本日の報道を見ると「一部対象（18歳未満）については除外し、米国での臨床成績を確認した上で実施する」方針に戻しました（18歳以上希望者全人口には先行報道通り実施の方針）。ファイザー社製のみが認められているのは、モデルナ社製はまだ3回目接種が必要な時期に来ていないためだと思います。
ワクチンによってできる抗体は、2回目接種後から徐々に減弱し、6～8カ月後には防御が困難なレベルに低下するとみられ、以降に接種した方に感染が増加している例がみられるとされています。
日本でのファイザー社製ワクチンの特例承認は2021年2月14日で、以降に医療従事者、高齢者等免疫が低下している方から接種が始まりました。6カ月後は8月中旬、8カ月後は10月中旬になります。接種が早かった方は、現在免疫低下が危惧される状況にあります。
日本でのモデルナ社製ワクチンの特例承認は2021年5月20日で、主に大規模接種会場と職域接種で使われています。6カ月後は11月下旬、8カ月後は年明け1月中旬になります。新型コロナワクチンで若い男性に対しごく稀に心筋炎等の炎症症状がみられ、若干モデルナ社製での発症が多いことから、念のため10代と20代の男性に対してはファイザーのワクチンの接種を「検討」との方針が出されましたが、3回目でファイザー製に替えるか否かの方針は明確に出されていません。
米国では、以下のFDA諮問委員会（2021年9月17日）の意見を受けてワクチン3回目接種が決められています。
1 ハイリスクグループ（65歳以上か基礎疾患ありの方等）への3回目接種に対する意見
・3回目接種を行うべき（委員18-0の全会一致）
・仕事のためにウイルスにさらされる可能性のある医療従事者などを含める
2 全人口対象3回目接種に対する意見
・国立衛生研究所科学者マイケル・クリラ委員「現在のデータが一般の人々に適用可能または必要か否かは私にはわからない」
・フィラデルフィア小児病院ポール・オフィット委員「若い男性の心臓の炎症のリスクに関するより多くのデータをみたい」気になったのでググッてみたら、2回接種した世代別ワクチン接種率は、12〜19歳61%、20代66%、30代69%、40代76%、50代85%、60〜64歳87%、65〜69歳88%、70代93%、80代95%、90代93%、100歳以上87%、（小数点以下四捨五入）
日本、大したもんじゃないか。そりゃ陽性者数も重症者数も死亡者数も減るわけだ。3回目やったらもうマスクいらないでしょ。マスクってメガネは曇るし話しずらいし表情はわからないし息は苦しいし、ホントにやめたい。
