炭素を価値に変える - FoundX Review - 起業家とスタートアップのためのノウハウ情報
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注目のコメント
専門的な内容なので概要を補足します。
前提となっているのは、「CCS」や「CCUS」という二酸化炭素の「回収・貯留・利用」技術。
これはCO2排出量と吸収量をプラスマイナスゼロにする「カーボンニュートラル」に必須な技術革新です。
記事では、炭素回収・利用分野のスタートアップ企業の代表的な事例が紹介されています。
同じ文脈で二酸化炭素の Direct Air Capture(DAC)もよく議論に挙がります。
現在、環境省と経産省を中心にCCU技術確⽴に向けた実証実験が官民連携で行われています。(僕の古巣の日立造船もメタネーションで参画してます。笑)
エネルギーの基礎用語 ~CO2を集めて埋めて役立てる「CCUS」~
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/ccus.html
環境省CCUS事業の今後の⽅針について
http://www.env.go.jp/earth/R3ccus/ENVCCS_R02_4_MOE_r.pdf海外では二酸化炭素の排出抑制だけでなく、回収や利用分野でもスタートアップが生まれているようです。
参考:気候テックのためのシンプルなメンタルモデル: 「理解する」「緩和する」「対処する」
https://newspicks.com/news/6329993炭酸ガスは、植物が吸収して、でんぷんなど、空へ飛んでいかない物質に変えてくれるわけですが。
最近、人為的に空気から取り除くDAC(ダイレクトエアーキャプチャー)というやり方も考えられるようになっています。
埋めるだけなら金にはならんのですが、技術が良くなって、「他の化学品の原料にできる」となればそれ自身が経済的な価値を持ちます。比較的容易に、純度の高いものをとることができるのも魅力的なんですよね。