【読書】子どもへの「呪い」を「魔法」に変える方法
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水たまり、濡れてしまえば着替えればいい。
なかなかそう思えないのは、私も含めて、共働き世帯が増え、こどもと向き合う時間が少なくなっていることも原因の一端のように感じました。
平日はもちろん出社があるのである程度スケジュール通りにこどもに動いて欲しいし、休日は休日で、その埋め合わせのようにアクティブに動こうとする反面、こどもが考えたり迷ったり間違えたりするのをじっくり待つような時間がとれていない。。。
それが自覚できたのは良かったです。
もう少し、のんびり見守ろう。
注目のコメント
いわば、都市こそが我々が自分自身にかけた魔法であり呪いではないかと思います。
田畑を使った子育て支援と野外体験重視の「認定こども園」の運営をしていますが、都市生活の快適さは自然界のルールに従わなくても大丈夫なように組まれていて(夜は寝なくても電気があれば起きていられるとか、冬でも暖かいとか)
その代わり「人の言うことを聴く」という狭小なルールに縛られがちです。都市的な空間においてはどんな場所でも人は役割を与えられ、それにふさわしい言動を求められる。親は親らしく、子は子らしく、男は男らしく。
まちなかの田畑を使った体験では多くのお子さんがくる中で「ルール」をなるべくつくらない「危険」は存在を教えることが重要で、事前に排除はしないを意識しています。
刃物や尖ったもの焚火など「危険」だらけの空間で10年やっていますが大けがはほとんどありません
ルールは人が決めたもの以上に、自然界には人間がどうにもできないもっと大きなルールがあります。
夜は暗くなる、とか、動植物は命令をしても言うことを聞かない、とか、火は熱くて火傷するが、食料を加工するうえでは必要不可欠とか。
それがわかっていれば「大人が言っていること」も話半分でききながら自分で判断できる領域が広がるのではないかと思います。多くの親は「子どもに幸せになって欲しい」と願っています。
一方で、実は、「無償の愛」を与えているのは、親ではなく「子ども」です。
大人になると忘れてしまいがちなことは、子どもの頃「20歳の大人」をみて「めちゃくちゃ大人」だと感じていることです。
いざ自分が40代になって実際は小学生の頃とたいして変わらないと言うこと。
子どもにとっては、親はスーパーマンであるにも関わらず、実際は全然そうではないと言う実態があります。
内面としては小学生の時とたいして変わらないのに、親になって「子どもに対する責任」が生まれるのは実はとてもプレッシャーです。
子どもにかける「呪い」は、いわば自分がかけられてきた「呪い」です。
それをどこかで断ち切る必要があります。そのためには、まずは「ああ、自分は完璧ではない」と改めて自覚することと、「自分も子どもと一緒に歩もう」と思うこと、そして「自分で選ぶ」ことができる人間になるためにはどんな言葉がけが必要かを、すぐにはうまくいかないながらも都度都度考えて、お互いポジティブに声をかけていくことだと思います。これ、子供にかける呪いの言葉でもあり、社員にかける呪いの言葉でもありますよね。管理職に読んでもらいたい本ですね。
一人一人に適切な声かけ。それが社員の伸び代を作るのですね。学びます。