SaaS誕生から22年 — 3世代に分けて考える成長戦略の変化
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注目のコメント
NRR、マジックナンバー、死の谷…SaaSの評価が今までの一般的な指標だけで見れなくなってきた、というのは、そのSaaSを提供する企業の端くれとしても実感のある指摘です。
かつてSaaSの数が少なかったときにはそれで良かったのでしょう。けれど、プロダクトが多様化するに従い、その数値では測れないけれど上手く行っているプロダクトが出てきているのだと感じます。
日本の上場SaaS市場でも、見方は常に変わっています。
解約率の低さがバリュエーションを高める時があったりもしました。けれど、単価を極限まで下げれば解約率も下がるということもあり、今はその相関性は見えなくなっています。また、EV/RevenueのRevenueとしてARR(継続課金の年売上高)だけにPSRを掛けてバリュエーションするのが流行った時期もありました。けれど、SaaSが稼ぐのは継続課金部分だけではなくなり、そうしたバリュエーションも下火になっています。
SaaSが多様になったことで、SaaS企業と一括りにすることがナンセンスになっている、そう感じます。これはある種、ネット企業という分類が過去にはあったのにも近しいものがあるかもしれません。今はネットを使わない企業のほうが少ないのに、ネット企業って…という話です。企業の本質を見極める力が投資そして企業経営に必要になってきています。SaaS企業の戦略が多様で、一律に評価すべきでないという話。
勉強になりました。特に市場への入り方がすごく整理されていてわかりやすかったです。さまざまなSaaSトレンドの変化の話の締めが今後100年SaaSで変わらないこと。その中の一つが「徹底した数値管理」。間違いない。
それにしても、無料とは思えない内容。風呂場で見てたけど改めてラップトップで開いてメモとりながら見ることにした。