【深井×本郷和人】歴史を「研究する」とはどういうことか
NewsPicks編集部
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資料と向き合う時のセンスの話、うなずくことばかりでした。
書いている人の立場、主観、コンテクストを考慮に入れなくてはならないのはもちろんのこと、たとえ日記や手記であっても「本心とはかぎらない」。
そうなんです、人は読まれる可能性のある日記やブログを書く時、自分を偽るのです(笑)。
そこまで深く人間を理解して資料と向き合い、人間の精神構造を復元するという作業をするためには、現実の日々のできごとに対していかに敏感でいられるかも問われる。歴史を学ぶことは、日々の人間観察眼を鍛えることとつながっているんですよね。「え、そんな細かいところにこだわってどうするの」と一般の方に思われるのが研究者であることは、経営の分野でも同じです。ただ、氷山の一角というか、そうした細かいところがこれまでの見方、パラダイムを一変させることもあることも確かです。その意味でしつこいというか、マニアックなところは大事ですが、独りよがりとの境目が難しいです。
歴史学者、みてきたような嘘をつく。という諧謔を歴史の先生がよくいっていました。いろんな文献が出てきて、歴史が塗り替えられています。タイムマシーンがなければ、誰も本当のことはわかりません。が、いろいろ想像するのは楽しいですね。