TBSも番組、ネット同時配信へ 本年度内開始で準備
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注目のコメント
同時配信関係のニュースでは何度もコメントしていますが、同時配信自体にはそれほど需要はないことは二度行われたNHKの実験で明らかです。しかしこれはスマホを含めネットユーザーがまだこうしたサービスに慣れていない、認識していないせいです。では同時配信が一般化したらどうか、きっとそこそこ使われるでしょうがそれだけで落日のテレビメディアを補うところまでは行きません。テレビが、テレビ局が生き残るためにはTVerで行われる同時配信と見逃し配信に加え、現在は各局バラバラに行われている過去のアーカイブ番組のVODも同一プラットフォーム上で提供することが必須です。
しかし残された時間はテレビ局の経営者たちが考えているより少なそうです。Netflixをはじめとした動画配信サービスの進展は予想以上です。また10代20代のテレビ離れも想像以上に加速しています。テレビ局は若い人たちは別にして、危機感がなさすぎるのが最も大きなリスク要因です。昨年度の規制改革の隠れた目玉は著作権法の改正だった。ながらく動かなかった文化庁が重い腰を上げ、法改正に結びついた。同時配信に関して権利処理の心配をする必要がなくなり、やっと民放各社も動き出した。逆に言えばそれまでNHK以外は誰もトライしようとすらしなかった。こういう案件を一つづつ潰していかないといけないが、案件は多く道のりは遠い。