ワクチン義務化で病院職員が相次ぎ辞職、分娩業務を継続できず NY州
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注目のコメント
このようなニュースをもって誤解を持たれるかもしれませんので、少し補足しておきます。
(こちらの医療機関がどうかは分かりませんが)米国の多くの医療機関では、そもそも新型コロナウイルスの流行前から、患者さんに感染をさせてしまう可能性のある感染症に対するワクチンについては、接種証明の提出を義務化していたので、必ずしも新型コロナで突然始められたルールというわけではありません。
銃をもつ自由や権利が与えられた米国において、それでも病院の安全を守るためにその自由や権利が院内で剥奪されるのと同様、医療現場の安全性を高めるため、ワクチン接種を受けておくことは、医療者としての最低限のルールと考えられているのです。また、医学的に接種がどうしてもできない場合に診断書を提示するという代替案も用意されています。
本件は医療安全を度外視した思想的な、あるいは政治的な動きなのかもしれませんが、医療機関側としては、ワクチン未接種を認め仮に該当職員の退職がなかったとしても、十分に安全な医療の提供ができなかったという考え方もできます。僕も知り合いの知り合いにワクチンを拒否している看護師がいます。どうしてもっともワクチンの恩恵を受けるはずの、そして一般的に教育水準が高いはずの医療従事者にすらワクチン懐疑論が広まっているのか、理解に苦しみます。
医療従事者ではどうなんだろうとは思いますが、一般の人々にワクチン接種を半強制的に押し付けるかのような世論だけはおかしいと思います。
そういった世論を形成している人は、ワクチン接種した人が接種後に亡くなられている厚生労働省の発表やニュースを見て、本人やご遺族の方の事を考慮して、自分の発している偏った意見や非難にどれほどの責任を感じられるのでしょうか。
医療的に見るとまだエビデンスに乏しいワクチンをもう安全かのような方向に誘導するかのような偏った意見を発信する一部医療従事者や政治家、そういったポジショントークを含めた専門家の意見を間に受けたり世論に釣られてワクチン接種者がマジョリティとなりワクチン非接種者の事を非難する流れが出来てきた事には疑問です。