ICT機器 児童生徒の9割が期待も 学校は半数以上が十分活用せず
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・小学生の子どもを持つ保護者として
子供が家で使っているのを見たのはタイピング練習のみで
学校でも算数ドリル系のアプリケーションを触る程度のようです。
コロナ休校期間中のオンライン授業も
低学年の我が子には厳しいもので
少なくとも学校での対面授業を上回るものではありませんでした。
・ICTツール提供者として
自治体の状況として、2021年度になんとか端末を配備を完了し
2022年度・2023年度に向けて具体的な活用方法を検討されているケースがほとんどです。
端末に巨額の投資を行っており、それに見合う活用を模索されていると感じます。
(自省を込めて)
ICTツール活用は手段であって目的ではなく
緊急時にのみ利用すれば効果を発揮するものでもなく
紙や人間がサポートすることが難しい活動で利用するべきだと考えております。
紙での学習体験は特に戦後数十年で徹底的に磨かれており
現時点では多くのシーンでICT以上の学習効果があります。
ICT活用も短期間で実現できるものではなく
まずは機械に任せるべきポイントを明確にし
根気強く現場への浸透を図る必要があると考えています。
注目のコメント
潰れそうな私立高校だった札幌新陽高校の校長の着任した6年前には、先生にも1人1台パソコンがありませんでした。もちろん、メールアドレスも学校から配布していません。
SoftBank社長室から転職?してきたので、僕が新卒の時のような環境に驚き、2ヶ月後に先生たちにChromebookを配布しました。
翌年の入学生は全員iPadを持ってもらいました。
でも、最初からはなかなか使えなくて、順調に行くまでには3年ほどかかったと思います。
学校の課題は、何でも上からやらせようとすること。
先生も生徒も、使ってみたい!と待ってあげる、そういう心理的安全性の高い職場、教室をつくることのほうが最優先です。GIGAスクール構想によって全国の子どもたちにコンピュータが配備されてからまだ半年も経っていない中で学校現場は試行錯誤を繰り返しながらチャレンジしています。感染症対策や通常の授業と並行しながらICT機器の導入も同時並行的にやっている先生方には頭が下がるばかりです。
重要な点は記事中で東北大の堀田先生も述べられているように、日頃から使っていくことですが、ただ闇雲に使ってもアナログメディアの置き換えにしかなりません。僕はコンピュータを「思考・表現・探究・協働・創造」のツールとして位置付け、コンピュータでしかできない学びを追求する実践を学校と共同研究しています。コロナの影響で夏休み明けからオンライン学習を併用することになっていますが、1つ1つの事象にしっかりと向き合って対策していけば、必ず乗り越えられるはずです。
本当は情報分野と教育の専門家が学校と協働できるといいのですが、どちらかの専門家は多いものの両方の専門家はごくわずかしかいないというのが構造的な問題として挙げられます。あまり理解されませんが教育は非常に複雑で奥深い分野です。表面のことだけでなく、子どもの学びを中心に考えコンピュータを使えるといいなと思っています。