【秘録】永守重信を悩ませる「後継者問題」の全経緯
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孫、柳井、永守 日本を代表する経営者と世界トップのビッグテック4社の違いは何か?
Appleクック、MSナデラ、Googleピチャイ、Amazonジャシー。いずれも10-20年選手。ようは生え抜きです。うん10年勤め上げ愛し愛されベリートップに上り詰める。一つの会社に5年続けば珍しいアメリカにおいて。
クックもナデラもそれで時価総額数倍を達成している。ピチャイもそれに近い。つまり禅譲に大成功している。
日本の御三家は全て外様を持ってきては失敗の連続である。
この違い。
ではなぜ御三家は外様なのか。孫さんがアカデミアを作ったのは後継者選びの為ではなかったのか。なぜそこは裏切るのか。
そもそも日本はアメリカよりよほど生え抜き主義にもかかわらず両国を代表する会社のトップ人事だけは真逆なのか。
これが問題の核心。この2年あまり、日本電産を取材する中で痛感していたことがあります。永守氏のようなカリスマ経営者の「後継者探し」は、困難を極めるということです。
永守氏が初めて社長を譲った吉本氏は、2年で交代となりました。新たに社長についた元日産の関氏は、先日CEOの座も譲り受けました。今度こそ、バトンタッチを成功させられるのか。
「カリスマの後継者探し」を考える際、私はこれまで「どんな人を後継者に選ぶべきか」ということばかりに注目してきました。しかし、取材を進めていく中で、譲る側にも相応の覚悟とノウハウが必要だということを学びました。
今日から5日間、「脱カリスマ」についての特集をお届けします。アマゾンやアリババなど海外のケーススタディから、バトンを渡すカリスマ側、後継者側のインタビューまで、様々な角度から研究を深めていく予定です。ぜひお付き合いいただければ幸いです。非常に興味深い企画ですね。海外でもアマゾンはどうなるかわかりませんが、ナイキ、オラクル、スタバ、デル、チャールズシュワッブなど、一旦CEOを譲った創業者が自分の後継者に満足できず(何度も)復活したケースは結構たくさんあります。続編を期待します。
今回の3つの理由の3はなるほどと思うのですが、1は今一つでは?そんなことは最初からわかっていたはずですし、それなのになぜ選ばれたのかというあたりを深掘りしていただきたかったと思いました。今日の記事からは「あせり」ということなんでしょうか。