五輪、開会式演出担当を解任 小林賢太郎氏、ユダヤ団体が非難
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今さらですがオリンピック関連の各プロセスで人権デューディリジェンスを必須とすべきでした。
そもそも大部分をアレンジした電通自体がこの意識の希薄なところから、そして我々国民全体もそれを見過ごしてきたことから今日に至っています。
覆水盆に返らず。企業や学校での研修やマネジメントに「人権」をしっかり組み込んでいく機会にしましょう。
いずれにせよ開催するからには成功させるのが第一。大変な中での運営スタッフの方々に感謝です。活躍の場がスケールすればするほどたくさんの人の目に触れるし判断基準が崇高になる。ミュージシャンやコメディアンは宗教家ではないわけで、世俗にまみれた生活を送っているのは当然のこと。
意図的であろうとなかろうと、批判しようと思えばできることはいくらでも出てくるでしょう。件のユダヤ団体も、ラーメンズも知らなければ日本語のコントの真意を理解する努力もしていないでしょう。
知らなかった、分からなかったは通用しない。
謝罪しても許されることではない。
いくらでも厳しいことは言えますが、果たしてそれがあるべき姿かというと、僕は違うと思います。
ただ、オリンビックの性格上、今回の解任は仕方のないことなのかもしれません。この5年間研鑽を積まれてきた世界のアスリートの方々のご活躍は、心から見たいし応援したいと思います。
同時に、誰がどこでどう決められたかが良くわからない「楽曲担当」や「演出担当」の方々による演出をお決まりで押し付けるというのは、もう、さすがに発想が古過ぎるような気がします。成功体験になってしまっている1984年のロス五輪は、既に遠い昭和の時代の出来事ですし、それぞれ個人の嗜好に合ったものをネットなどで楽しめる時代になっている訳ですし。
静かに競技に集中できる五輪、というのも良いと思います。