中国、海外上場の規制強化 データ越境を警戒
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注目のコメント
DIDIの問題については、IPOに関して生の業務データを米SECに出したことが問題と噂されていましたが、それを裏付けるような規定。
データ安全について整備し、国境を越えたデータの流動、機密情報の管理についての法律法規を整備する。海外での証券発行と情報関連の機密及び文章業務の規定を急ぎ策定する。
完善数据安全、跨境数据流动、涉密信息管理等相关法律法规。抓紧修订关于加强在境外发行证券与上市相关保密和档案管理工作的规定
中共中央办公厅 国务院办公厅印发《关于依法从严打击证券违法活动的意见》_新华网 http://www.xinhuanet.com/politics/2021-07/06/c_1127628384.htm
一方で合法的な国際管理のルートについても模索するとあるので、米国とどう話し合うかが注目されます。ピンドウドウ、テンセントミュージック、ビリビリ等々、米国上場の中国コンシューマーテック企業は数社どころじゃない、全面安でしょう。
上場市場がどこにあるのかと、データの管理状態は必ずしも相関しないでしょう。上場審査において丸裸にされるのが嫌だという理由もあるようだが、米国SECや市場の審査部が一民間企業のサーバの在りかを知ることや、まして個人情報を流用する事は考えずらく、実際に何を中国政府は嫌気しているのか。
ひたつ考えられるのは資本市場間の競争だろう。上海、深圳、香港の時価総額を足すとナスダックを既に追い越しニューヨークに迫る勢いである。あまり冷静でないコメントも多く見受けられますが、感情のようなものでこんな規制に動くとは到底思えません。
中国共産党はすでに繁栄のために社会主義なのに社会主義経済を手放しました。
外貨も獲得し、自国企業も成長し、それでも人口ボーナス期の終了、GDP世界一位と一位からの転落まで予想されている今、プライドだけで動くようでは習近平は毛沢東にはなれません。
自国企業の繁栄などは中共の目的ではなく手段。
党の繁栄と存続の方がプライオリティは高いので、党の中長期戦略としては正しいのでしょう。
日本人には理解できない行動が多いのは致し方がないことかと。