【読書】資本主義が教えてくれない「人生」の目的とは
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人生の目的(パーパス)と仕事が繋がることは、至福の幸せですが、同時にそこまで行き着くのに、なかなか時間がかかるのも事実ですね。
まずは、マズローの「自己実現理論」の人間の5大欲求で、今自分がどの欲求の段階にいるのかを理解することも良いのでは。1-2段階である物質的欲求が満たされると、3以降である精神的欲求に人は移行していく。その頃から、自己実現を考えるようになります。ですから、まだ駆け出しで1-2段階のうちは、人生の目的を考える余裕もないのも事実。
精神的欲求へ移行すると、自己実現=人生の目的(パーパス)を考えるようになるもの。人生の目的とは壮大なようですが、シンプルに自分が一番喜びを感じることは何か。人の成長を促すのが喜びの方もいれば、周りを支えることが喜びの方もいて、喜びを感じる事柄は千差万別。シンプルに喜び・幸せを感じること=人生の目的のベースだと思います。そして、人生の目的が明確になってくると、仕事のやりがいも100倍増え、楽しくワクワクしますね。人生の目的を内省の問いを続けて明確にする、自分が人生の舵を取るために大切なこと、深いです。最近の拙著にも書きましたが、社会や人生の課題の多くは、手段の目的化にあります。計画や予算やルールなど、よりよい社会や人生のために創られた手段が、ある時から、目的化し、本来の目的の実現を阻むものになってしまっています。
これを防ぐには、常に目的に立ち戻り、手段を目的に従属させることです。揺るがず、手段を目的に従属させることができれば、様々な議論の混乱や日本の競争力の低下など多くのことが好転すると確信します。
年度の計画を立てて、1ヶ月後に状況が変わったとします。外部環境も変わり、自分が見えることも行動した結果変わった結果、当初の計画は、今となっては、適切でなくなった時に、どうするでしょうか。変化の時代に、ほとんどの場合にこのような状況が起きています。
今の組織や社会では、この時に、計画通りに進めることを優先する人がほとんどだと思います。これが組織や社会をおかしくしているのです。
常に目的を明らかにし、手段となっている計画や予算やルールを、目的のために柔軟に変えることが必要です。当たり前のことですが、ほとんどの組織ではこれができていません。
この当たり前のことを当たり前として貫けること。これが哲学ということかもしれません。この哲学はまさに我々に必要なことです。今週の10分読書では、資本主義が教えてくれない人生の目的について紹介しています。
資本主義などの経済モデルは社会にとって必要不可欠ですが、それは決して生きる理由にはならないと著者は説明しています。著者は人生の目的のキーワードとして「正当な利己性」という言葉を使っています。
自分が誰かの責任を果たすためには、まず自分が何をできるのか見つめ直す必要があると感じました。先週の10分読書に引き続き、結局は常に自分と向き合い考えることに行き着く気がします。言うは易しですが。