【ドムドム 社長】「手作り厚焼きたまごバーガー」SNSで話題に
コメント
選択しているユーザー
チェーン店ではどうしても作業工程が流れ作業に「美味しいものを作る」という考え方が従業員から抜け落ちがちです。
組織行動論の「シェアード・メンタル・モデル(SMM)というものがありますが、トッピングの順番から徹底させることで「全ての商品でベストなものを作る」というチームSSMが高まり、結果として「チェーンでありながらもチェーンでない」競争優位性が生まれたのではないかと。
「厚焼き玉子バーガー」というだけなら一過性の人気で終わりかねないですが、お客様がそれからも足しげく通っている、という事実がそれを裏付けている気がします。
注目のコメント
店舗オペレーションの効率化・簡素化やガイドライン化は、一見地味ですが、業績を確実に上げる重要な要素の一つです。意外とオペレーションが店舗によりバラバラな企業多いのも事実。
お客様に見えないバックヤードがいかに整理され綺麗かで、その店舗の力量がおおよそわかります。店舗側が悪いわけではなく、オフィス側(本社)が、しっかりとしたガイドラインを作り、効果的に徹底されているかスーパーバイズする事が大切。そして、ガイドライン作成には、一番大切な現場である店舗の声を反映することも大事ですね。ひとつひとつのコツコツとした積み上げで、劇的に進化出来ると痛感します。「ドムドムハンバーガー」社長・藤﨑忍氏の連載第5回です。
---
■第1回 主婦から転身、日本最古のハンバーガーを復活
■第2回 21歳で結婚。政治家の夫を内助の功で支える
■第3回 39歳で就職。渋谷109の店長になり、売り上げ倍増
■第4回 新橋で居酒屋2軒を起業、繁盛店になる秘訣
■第5回 「手作り厚焼きたまごバーガー」SNSで話題に
■第6回 上司に直談判、入社9カ月で社長に就任
■第7回 次の50年、共存共栄の心が企業の発展を生む
---
今、日本最古のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」が注目を浴びている。ソフトシェルクラブを一匹丸ごと豪快に挟んだ「丸ごと‼カニバーガー」などの斬新な商品でネット上を沸かせ、人気ファッションブランドとのコラボで若者の心をつかむ。
老舗でありながら数年前まで衰退の一途をたどり、2017年にはレンブラントホールディングスに経営権を譲渡。現在、ドムドムの指揮を執るのは、39歳まで就職経験のない主婦だった異色の経歴を持つ藤﨑忍社長だ。社長就任から2年半、2021年3月決算で事業譲渡後、初めて黒字を果たした。
近年、アメリカ発の高級グルメバーガーの上陸を機に、「低価格で手軽」というハンバーガー業界の概念が変わりつつある。その中で、復活の兆しを見せるドムドムハンバーガーの戦略とはどのようなものか。藤﨑氏が、波乱万丈な半生を振り返りながら明かす。(全7回)