GAFAに集中する「金と権力」にまつわる深イイ話
コメント
注目のコメント
これはとっても興味深い事業。創業者の目利きをどう一般化するかということなんでしょうが、4000社くらいのデータで無担保で貸せるのはすごい。VCのように1発当たって200%リターンではなく、薄く広く貸すことでリスクヘッジしているんでしょう。まだ試行錯誤のステージではあるのでしょうが。日本の消費者金融とかもぜひ取り組んだらいいのでは。
日本もスタートアップブームだから、「マネーの虎」は復活したらいいのにとふと思いました。今日のポッポーは、ちょっとギャグ抜きで、知ってほしい会社です。Clearco(元ClearBanc)は、まったく新しい形で、スタートアップに資金を提供するユニコーンです。過去にテッククランチでは、「VCをディスラプトするVC」として、取り上げられています。
創業者のミシェルさんは、日本でいう「マネーのトラ」のカナダ番に出演していた、審査員のひとり。山あり谷ありの連続起業家でもある彼女は、新しいスタートアップたちが、オンライン広告などのために、自分の株を切り売りして、お金を借りなければいけない状況がおかしいと思っていた。
そこで、D2Cのスタートアップなどをまず対象に、株式を奪わず、ものすごいスピードで成長資金を融資する、テクノロジー企業を立ち上げました。融資したお金は、FacebookやGoogleを通じた広告費に使われる事が多く、そのデータ分析能力も提供しています。
シリコンバレーでは、GAFAがあらゆるスタートアップを買収し、その成長資金も広告費として吸い込むパワーが強まるなかで、株という虎の子を奪わず、スマートに新しいスタートアップを生み出すこの企業、ぜひ知っていただきたいです。
先月、わたしどもNewsPicksは創業者にインタビューもしています。我々の投資先でもあるClearcoですが、スタートアップエコシステムを拡大するとてもユニークなフィンテック企業です。
お金を貸し出すだけでなく、そのプロセスを通して、どの業界のD2CブランドやSaaSスタートアップが、何にどのくらいお金を使っているか?というベンチマーク情報も積み重ねています。こういったベンチマーク情報に基づく付加価値がClearcoの強みの一つになっています。
フィンテックと異業種(小売、SaaSビジネス)の組み合わせとしてとても面白いですし、今後の大きな成長が期待できる会社です!