ネットスーパー拡大へ大手本腰…専用の物流拠点整備、アマゾンに対抗
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ネットスーパーは、店舗活用型と物流センター活用型があります。
いきなり物流センター活用型をしても、採算が取れるまで時間がかかるので、店舗活用型で、先に顧客獲得をしていくのが得策です。
このコロナ禍で、需要がタイムワープして、コロナ前より高いところで維持しています。なので、投資の決断は昨年秋から検討始まり、今それが公開されてきています。
注目は、ライフ。
神奈川で、専用物流拠点を立ち上げ、大阪で、間口運輸さんと、宅配のための合弁会社を立ち上げました。
イトーヨーカドー、イオンも気になります。
これからのイノベーションが楽しみですね♪ロジスティックへの投資はもはや今後の小売りにとって必須事項かと思われますが、勝負の公式は今のところ、
商品のユニークさ ✖︎ デリバリーの質(日数やサービスの質)
の掛け算のようです。
ここはアメリカの事例が日本の将来を示している可能性があるためいくつかご紹介します。
例えば、商品ラインナップ単体で見るとAmazonに勝てる企業はありませんが、ニッチなアジア系食料品やオーガニックなどを専門で扱い、それをAmazonより早く届けることで上場を目指すまでに成長したSayWeeee! などのサービスがあります。
また、WalmartやAmazonなどの大企業はロジスティックに一兆円単位で投資しており、簡単に他の企業は追随できません。
そうすると、ECとロジをバーティカルに全て一括で代行するInstaCartのような企業が登場し、地元の小さなスーパーでもネット販売とデリバリーが大手並に出来るようになります。
シリコンバレーにいくつかある日系スーパーが最近InstaCartで利用できるようになったのですが、その度にローカルコミュニティではちょっとした話題となります。
なお、アメリカは日本でいうヤマト・サガワあたりに該当する配送会社であるUPS、FedExあたりのサービス品質がめちゃくちゃ悪いのでロジスティックを独自で構築することに価値があり、例えばAmazon傘下のWholefoods や先ほどのSayWeee!など生鮮食品を扱う会社は自社で配送もやるケースが多いです。
対する日本はこれらの業者のサービスが最高なので、基本的に物流拠点さえ作ればなんとかなりますので、投資スタンスも少し違いますね。
物流拠点頑張って代行までやってうまくいっている事例としてZOZOがあります。
例外的に自社で完全にロジ網を作れそうなのがコンビニ系でセブンなど。ここが今後どういったサービス展開するか、日本のトップ企業の動向として更に注目しています。実店舗とは収益モデルが変わり、全体に占める変動比率が高くなる事で1件配送辺りの利益率をどう設計できるかも大きな差になります。この辺りに無理無駄を無くす各社のテクノロジー活用は期待です。