コロナ禍でも黒字のアパホテル 常識破壊の”強さ”と悲願の10万室が生んだ“功罪”
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創業者の強烈なイメージで知られるアパホテル。
高収益を生むホテル運営術。リーマンショックでもコロナ禍でも赤字なし、それどころかホテル業界では考えられないような利益率を誇っている。
大浴場付きなのでホテルの部屋風呂の水道光熱費が極限まで下げられたり、分譲マンションを先に売るのでキャッシュフローが良くなったりする。
ホテルは一室あたりの投資額に対する一室あたりの年間売上高という指標が重要。土地建物を保有しているか否かで利益率は大きく変わってくる。
資産回転を高めるには稼働率を高く維持したり、平均宿泊料金を上げたり、そもそも一室あたりの投資額を低くすることが影響してくる。
土地・建物が一番高いことから、部屋数を詰め込んだ方が一室あたりは安くなる。ネット直販で稼働率を高めて、集客コストを低減、ダイナミックプライシングで平均料金を底上げ、加えて90%自社保有。これが積み重なっての利益率であると推測される。
注目のコメント
アパが強いのはこれまでも報道があった通りですが、コロナ下での黒字はさすが。そして何より冒頭にある数字が圧巻
売上高 137,156 90,432 -34.1%
営業利益 35,979 2,044 -94.3%
売上が3割飛んでも利益が出てるということで、損益分岐点の稼働率がとても低いということ
稼働率が上がっても変動コストをあまりかけずに売上が上がるモデルになってます(昨年のコストが1000億、今年が900億)
これは、賃貸でなく自社保有の物件が多いということもあるでしょうが徹底的な合理化の賜物でそのあたりはNPの特集記事に詳しい
https://newspicks.com/news/2508032
去年は新築物件も含めて、かなりの部屋をコロナ用にも提供していたはずで、もはや社会インフラ的な役割にもなってきましたねアパホテル、東京出張でよく選んでます
"一般的なホテルユーザーのアパホテルに対する評価は、“アパホテルをすすんでセレクトする人”と“絶対泊まらない人”が際立つ。他のブランドホテルと比較してここまで“はっきり好みが分かれる”ケースは珍しい"
ポジティブな理由は、以下
・Yahooトラベルで探すの面倒。アパならアプリで迷わず決めれる
・金額は出張経費の上限範囲内なら、いくらでも気にしない
・ポイントがTポイントでなく現金化できるから、有り難い
・海外の利用者も多く、旅行気分が高まる
数年前は、出張先のホテルを探すのが趣味でしたが「そんなに違いはない」と思って以来、効率重視で選ぶようになりました一時期東京でアパホテルに泊まりまくっていた時期がありますが、部屋以外にも、エレベーターが一つであることが多い、洗濯スペースがないなど徹底して建物のスペースを有効活用する点に気がつきました。
もっともユーザー目線ではビジネスホテルの中ではドーミーインがもっとも好きですが。。