生理の問題が日本で動いた。意思決定層に女性が増えれば、社会は「生きやすく」なる
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意思決定層に女性が増えれば生きやすくなる、は本当にそう思います。
私も、10年以上前の番組で生理特集を組み社内で眉をひそめられながらも密かに毎回反響はありました。しかし、時代の流れにより昨年放送した「生理CAMP」が話題になり、これは10年前になかった温度感でした。
生理への意識や、何か少しでも楽にできるのでは?な流れは、今ふって湧いた訳ではなく、以前からありましたが、ジェンダーへの注目、#METOO、フェムテック、、含め様々な流れでそこへの問題意識が加速、より具体的に「少しでも生きやすく」なればに世界が動き出しているという実感です。
「生理」は様々な生きづらさの、あくまで1つですが、「知る事」と、「声が出る事」(声を出すかは個人の自由ですが、声を出してもいいんだの空気感)で、環境、サービス、技術共に変わってくるはず。本当にここ数年で変わってきましたよね。
たとえ欧米に遅れてであっても、着実に前へ進んでいることはよいことです。
女性は生理があるから大変、というよりも、
生理に振り回されないで快適に暮らしてほしいな、と産婦人科医としては思いますし、
もし生理関連で生活に支障があるなら、まずは気軽に産婦人科に相談しにきて、と中高生くらいの時から伝えていきたいです。意思決定の場に女性が増えることの本当の意義がここにあります。一部ではありますが、増える事で今まで長年動かなかったものが、動き出せる力を持ちますね。
どうしても、ジェンダー比率に目がいってしまい、その数値をあげようとする動きだけが先にいってしまいがちで、本当に女性の意思決定の場での率をあげることが、なんで良いのかとわかるとても重要な観点だと思います。
生理については、会社で休暇を取得するときも、生理休暇の取得が制度として可能でも、なかなか生理休暇として声をあげにくいという意見もあります。男性側のマネージャーに向けてそれであげていいものかですとか、男性側もどう対処すればいいかわからないのでなかなか踏み込めないですとか、アンコンシャスバイアスが双方で働くケースもあります。
小さい頃からプールを休むときの理由に書きづらいですとか、お腹が痛い時にその理由で保健室に行きづらいですとか、言いづらさがあったと思うのですが、そのづらさ、を声に出して向き合うことで当たり前の現象を当たり前のこととして捉えられるようになるといいなと思います。