中国の2020年総人口は14.1億人、1950年代以降で最低の伸び
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「一人っ子政策」は既に見直されているが、減少した出生率は簡単には戻らない。政策の結果として、子供1人あたりにかける費用が増大したからだ。
俗に「小皇帝」と呼ばれる人々は、一人っ子が前提だからこそ養えるのであって、政府が2人目を認めたからといって、小皇帝を2人も持つわけにはいかないのが実情だ。「複数の子供に資源を分散させるよりも、1人の子供を全力で育ててエリートにする方が幸せだ」などと、中国の子育て世代は思っているに違いない。
注目のコメント
中国の人口減少のトレンドはもう予想外れのスピードで向かっています。
人口調査の結果が約1ヶ月遅れの発表の裏には、共産党の創立100周年という節目で、データを粉飾し問題の露呈を遅れるような忖度があると、民間SNSで多く推測されます。
実際にも、計算例が出ています。
出生率については、肝心の2020年のデータはありませんので、過去15年の出生人口データ数と0-14歳の人口総数と比較してみました。
すると、2020年の推測出生人口数は前年度の1.8倍、約2650万人のはずですが、戸籍管理部門の出生人口戸籍登録数の速報値はわずか1003万人です。
(出典:http://archive.today/VoDOL)
問題は確実に存在しています。貧富の格差、過労なのに実質所得減、不動産価格の過重負担など不平等を直面している20代、30代に子供の養育負担を重ねると、生活の質が崩壊してしまいますので、今後の生育率の回復を見通しづらいと感じています。注目の人口センサスの結果が約一か月遅れで公表されました。
経済に直接影響を及ぼす中国の人口問題には私も興味があり、出生率や男女比率などに関するコラムも書いています(※)。
先ほど公表されたばかりで、報道ベースでしかみていないので、後日詳しい分析をしようと考えています。
※結婚できない?しない?「一人っ子」たち。中国の婚活・出産事情
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00109/00029/それにしても人口抑制政策をなかなか簡単に引き下ろせない。
どんどん問題が大きくならない限り、人口抑制政策は堅持するだろう。
非常に硬直化している。
今は人口増加政策に転じても引き続き減少するのに。