欧州スーパーリーグが計画見直し発表、プレミア勢の撤退受け
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スペインとイタリアしか残っていないなら、(実現性は棚上げして)両リーグを統合してカテゴリーを組みなおせば強豪同士の組合せにはできる。
(過去にセルティックとレンジャーズのプレミア参入の噂もありましたね)
上位クラブと下位クラブにおける実力、人気の格差による上位クラブ目線での収入の頭打ちを課題としているんですかね。
リーグ自体の魅力を高めてさらに売り上げを高めるか、クラブとして多角経営で収入減を増やすのがいいのかしら。僕が学生時代にスポーツビジネスのことを調べていた25年くらい前から、この「スーパーリーグ構想」は、大なり小なり何度もあった。
それこそ本件のようなUEFACLの対抗リーグ計画もあれば、国力が小さいオランダ、ベルギー、スコットランドでトップリーグを再編して『第2のプレミアリーグ』を作ろうみたいな構想もあった。
でも、いずれもFIFAとUEFA、国協会の「ひとつの国、ひとつの協会、協会傘下のリーグピラミッド、協会所属選手による代表チーム」というガバナンスによって、すぐに強硬な反発を受けて構想は立ち消えている。
そう考えると、今回も同じ流れだ。
ちなみに、2000年にUEFAの意思決定に不満を持つ欧州の主要クラブによる非公式連絡協議会であるG-14設立と、UEFAと和解し、解消発展した後継組織の2008年設立のECA(European Club Association)が誕生している。
今回、全体の画を描いたのが誰で、FIFA、UEFAとどのポイントの対立を鮮明にした上で、何を落としどころとしたかったのか。
さすがに、欧州のトップクラブ勢も歴史から学んでいると思うので、いくつかのストーリーをシミュレートした上でのアクションと思いたいが、新型コロナ禍で、欧州だけではなく世界中の協会、クラブ財政がかなり苦しいこのタイミングで発表することは、大反発を招くことをイメージできなかったのだろうか。もしかして、それを読み切った上での、クラブとUEFAの駆け引きなんだろうか。だとしたら、フロレンティーノ・ペレスもグレイザー親子も大したものですが。