【中川政七】「いい街」とは「いい店」がたくさんある街
コメント
注目のコメント
奈良愛が強い私としては、奈良の企業が特集されるのは、うれしい~。
ちなみに奈良には茶道で使う茶巾に加えて、茶筅も産地です。
柳宗悦の称えた、用の美。
奈良にはそんな美しさがたくさんつまったものがたくさんあります。
ちなみに伝統工芸品というものが廃れる背景として、日本人が伝統というものを、ハレとケという区分けをした際に、ハレの時にしか使わないものと認識しているからだと考えています。
ケという日常の中で使うものは、決してきらびやかで華美なものではないけれど、その中でも、美しきものにふれることで心が豊かになれるかなと思います。
安価な海外産の類似商品が出回っていて、本物を手に取る機会が少なくなっていますが、中川さんの企業活動、地道な地元での活動を通して、日常の生活に”用の美”が入り込んでいく、その機会が増えるのではないかと私は期待しています。中川政七さんの連載、楽しみです。
「「こういう方法でつくったものだけが本物だ」と決めてしまうということは、モノづくりを進化させてはいけないということになる。
なんとかして「伝統工芸」から「伝統」の2文字を取り、もっと工芸の魅力を伝えたい。それが私たちの挑戦です。」
ラベル付けをすることで伝わりやすくなるものもあるけれど、それが制約になってしまうことも多い。自分たちがどんな枠にとらわれていて、何を壊そうとしているかが、ビジネスの個性になると感じます。ダントツ最下位の「大仏商法」、もしかしたら地元の人もそこまでとは思っていなかったのでは。「自社の常識、社会の非常識」はここでも当てはまったのでしょう。外からの血を入れることの大切さは地域振興も企業も同じだと思いました。
「丸伝」マークが工芸の衰退を招いたということも驚きました。ただ、例えばフランスのワインはめちゃめちゃ厳しいルールがあるのに廃れないことを考えると、モノづくりもさることながら、法律に守られて安心して中川さんがまさに指摘されているように「工芸の魅力を伝える」努力、マーケティングを十分しなかったというところが大きいのではと感じました。