#ありがとう富士ゼロックス
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そうか、今日が富士ゼロックスの最後の日なのか。記事にもあるが、とても面白い歴史をたどってきた会社。
元はXerox。Xeroxのコピー機の特許は極めて強く、それがめちゃくちゃ儲けを生んだ(そしてキヤノン・リコーなど日本の事務機メーカーはその特許をどう回避するのかの戦いだった)。そんな中、富士フイルムはXeroxとのJVを作ったが、実はアメリカXeroxではなく、当時アジア管轄していた英国のRank Xerox(これもXeroxと英国のRankのJV)とのJVだった。そしてRank Xeroxが90年代後半にXeroxに吸収統合され、Xeroxと富士フイルムのJVとなった。そして2001年にXeroxの経営危機から富士フイルムの連結子会社となった。ここで富士ゼロックスを統合できたからこそ、写真フィルムが縮小する中でキャッシュを生む事業があって、構造改革ができた。そして技術が上がり、むしろXeroxに提供をしていく側になった(それが結局はDoneしなかったが、技術と商圏がXeroxへのTOBの文脈)。
Xeroxはその稼ぎから様々なイノベーションを生み、記事にあるPARCは、今の情報化社会の基礎となる多くのものを生み出したことが分かるだろう(でも一番儲かっている会社ではない…研究開発の難しさと、一方で社会全体に儲かっている会社がイノベーションを起こしていく重要性も感じる)。
そのなかで中興の祖は記事にも書かれている小林陽太郎氏だろう。国際経験も豊かな中で、JVのなかで和洋折衷を作っていった性善説の経営。興味がある方は下記の『小林陽太郎 ― 「性善説」の経営者』を是非読んでいただきたい。とてもカッコいい。
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今日、20年間富士フイルムを率いて構造改革をしてきた古森氏の退任も発表された。この社名変更をもって、Xeroxとの関係含めて、20年間の構造改革を完了するというタイミングもあっただろう。
https://newspicks.com/news/5727461こちらは富士ゼロックス愛にあふれたいいエントリでした。
富士ゼロックスのOBの方数名に、私のキャリア教育の講義でお手伝いいただいていて、ホントにお世話になりました。どの方も(技術畑の方も、営業畑の方もいらっしゃいましたが)、お人柄もよく、学生に向けていいメッセージをお伝えいただいてたのは、学生のレポートからも垣間見られました。
ありがとう富士ゼロックス。富士ゼロックス社が本日社名変更という事で。
プリンターではお世話になっていました。エージェントとして専門領域ではないのですが、一法人の理解として内部社員までに達する必要はないのですが、沿革、歴史、社内状況など含めてここまでを外部人材でも語れるようになりたいと思える、素晴らしい内容でした。
知識が共有され、そこで気づき一歩踏み出すきっかけとなる。まさに自身のそういう機会となりました。社名が変わっても、同社を調査し続けたいとおもいます!