プーチン氏「お互いさまだ」 バイデン氏の「殺人者」見解で
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倫理的な是非は別として、インタビューに答えただけのバイデン氏と、己の哲学を語ったプーチン氏と、その差が浮かび上がっている。
無人兵器による「テロリスト」暗殺を大規模に行ったのがオバマ政権だった。
同じ殺人者と言うなら、哲学のない殺人者の方がより恐ろしい。
注目のコメント
歴史上ロシアの統治者が大量殺人に責任がなかったことなどないので、「人殺し」程度のことを言われても、何を当たり前のことを、程度が率直な反応でしょう。およそ大国の指導者であれば数万人は殺しているのが常識、くらいなのがロシアのスタンダードともいえます。プーチン氏の答えは主にロシア国民を意識したものですが、ロシア国民から見ても、それは米国もロシアも現在進行形で人殺しだろう、で済むでしょう。
プーチン氏の場合、若い頃のKGB時代にもある程度の人数の死には関与しているでしょう。やはり本格的になったのは首相に就任してからで、チェチェンとシリアとウクライナだけで、数十万人の死に責任があります。ロシアの軍事力は現在もリビアや中央アフリカなど各地で実戦を繰り広げています。それらに比べれば人数は少ないですが、ロシア国内の野党政治家やジャーナリストの暗殺数百人分にも責任があるでしょう。
プーチン氏から見ると、米国というのは、過去数年に限っても、シリアなどの局地戦で戦火を交えて数百人の損害を受けた相手です。民間軍事会社の形式をとったりしていますが、米国は現在進行形で殺し合っている相手ですから、多少の被害者意識さえ本気で持っているでしょう。「お互いさま」というのも率直な反応でしょう。プーチン大統領の切り返しのセンスはさすがです。以前から冴えてます。
米国は中露への圧力を強めていますが、合わせて中露から米国への反発も高まっています。バイデン政権が国内世論見合いでどこまで中露への圧力を強めるのか、引くべき時には引くのだろうとは思いますが、良くも悪くもトランプ前よりイデオロギー的な対立の構図が強まっているきらいが否めません。まあ、為政者はほぼ人殺しでもある。
例えば政府の失政により20年間もデフレを継続させている日本政府。
仮にデフレが解消していれば、どれくらい無念の自殺が無かっただろうか。どれくらい無念の堕胎が無かっただろうか。
戦争や武力攻撃を仕掛ける事が明確な人殺しである事は言うまでもないが、政府や議員のような巨大な権力を持つと言う事は、しばしば無自覚にせよ人殺しとなっているかもしれないと言う自覚は必要だろうと思う。
そのような覚悟で立候補している政治家が我が国ではどれ程いるだろうか。