「妖怪ウォッチ」はなぜ子供達に受け入れられたのか(上)…メディアミックス編 - ライブドアニュース
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注目のコメント
妖怪ウォッチの「クロスメディア」っぷりはいわゆるクロスメディアの比じゃない。
ゲーム/マンガ/アニメ/玩具/お菓子/アーケードゲームなどなど、ありとあらゆる子どもとのコンタクトポイントを一気に押さえつつ、『明日から使いたくなる』ようなキャッチーな言葉を生み出し続けて、子ども間のバイラルを図るという理解はできてもマネはできないワザ。
一昨日の『一旦ゴメン』なんかもハイパー秀逸だった。昨日の夜から子どもたちが始終『ゴメンゴメン一旦ゴメーン』を連呼していて困るくらい。
http://now-or-never.jp/?p=1395妖怪ウォッチの大ヒットはイナズマイレブンやダンボール戦機などで積んだ経験が充分に発揮されたんだろうな。すぐにやって出来るものではない。積み重ねは本当に重要
まだ(上)しか読んでない&大絶賛コメントの中で書きづらいのですが、私は妖怪ウォッチの人気継続には懐疑的。
クロスメディア戦略はLevel.5のお家芸のようなものだし、過去のコンテンツに関しても圧倒的な効果を出してきているので、その通りだと思います。でも、展開の仕方がLevel.5の課題。ロングヒットとなるためには、アニメの展開も慎重に戦略的に進めないといけないし、グッズ販売についても継続購入を狙ったラインナップを敷かないといけない。その点でポケモンやプリキュアは年単位でシーズンが変わるという手法を生み出したし、商品ラインナップも基礎商品+季節商品といったようにジャンル分けして管理をしている。映画もアニメもそういったサイクルに合わせて、タイミングよくストーリー展開している慎重さがある。
それに対して妖怪ウォッチは、品薄感や身近さで一気に子どもたちの心に火をつけたし、「妖怪不祥事案件」などいくらでもネタが出てきそうなベースを置いたところはLevel.5の新たな工夫だと思う。でも、トイサイクルやストーリー展開が早すぎて早晩カオス化しそうだし、子どもを持つ家庭の懐事情を考慮しているとは思えない商品展開&価格帯。
子ども、とくに小学生は残酷だから、飽きたらすぐに離れる。そうなる前に「定着化」を図らないと、戦隊モノのスピード感では消費者がついていけなくなってしまう…と懸念する。