【株価急騰】中国版クラブハウスがヤバい
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クラブハウスが話題ですが、調べれば調べるほど、クラブハウスは中国要素をうまく使っていることに驚きます。
クラブハウスの配信ネットワークは中国企業Agoraを活用していますが、Agoraの創業者は老舗音声ビジネス企業YYの元CTO。
またクラブハウスのデザインですが、中国の音声SNSではおなじみのトークルームにそっくりなのです。
というわけで、音声ビジネス先進国・中国を見ると、クラブハウスで注目を集めた音声SNS、音声ビジネスの未来が見えてきます。
というわけで、今回のスタートアップ・チャイナは、中国音声SNSライチとそのグローバル展開を通じて、中国音声ビジネスの現在と未来を読み解きます。実はクラブハウスよりも進んでいる中国の音声SNSたちを取り上げて頂きました。
トークルームの仕組みなど実際に高口さんと使ってみましたが、確かにそっくりです。トークルームの他に、知らない方と趣味の傾向から一対一でチャットでマッチングするので、マッチングアプリ感が強いです。
ちなみに日本だと、過疎ってしまっていて、試しに5人ほどマッチングしてみましたが、返信はありませんでした(笑)
こうした状況の中国音声SNSですが、以前編集部で取り上げてさせて頂いた子供たちに大人気のゲーム「ロブロックス」する際の通話用アプリとして扱われているのが大変興味深いです。
中国音声SNSが「稼げているか」をみると、クラブハウスの未来も見えてくるかもしれません。ぜひご覧ください。「中国の音声サービスは既に発展・成熟」という話で、factも豊富で大変に参考になる(自身の備忘を兼ねメモ)
・UGC中心の荔枝(ライチ)
'19年ローンチ、'20年米国上場
MAU5,000万超のうち課金率は1%
機能は多様で複雑、教育やゲームの副音声的な用途も
売上約12億元(約200億円)の98%は投げ銭
ショート動画より規模感が1桁小さいことに天井感
・PGC中心の喜马拉雅(シマラヤ)
'13年ローンチ、Valuation34億ドル
オーディオブック等の有料課金コンテンツ中心
オンライン動画がマネタイズに苦しむ中で音声は?
ちなみに、個人的所感ですが、新参ベンチャー×コピーにチャンスがあるならば、昨年からとっくに兆しがあるかと思います
・昨年春の製品リリース、a16zからの資金調達を見て
本当に感度の高い中国起業家は検討を始めるはず
・言い方はアレですが、1年近く経ち日本で流行り始めて
コピーを考えるようなスピード感ではない気がします...
(中国が自信をつけ、かつ米国との精神的な距離感が
増していたとしても)
但し、後出しジャンケン(買収や力技)で何とかなるIT巨人の動きは別、今後も音声周りの進化は考えられそうです