戦略コンサルタントはなぜ「問題」と「課題」を使い分けるのか
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なぜ使い分けるのか?って・・普通に「全く異なる」ものですよね。
で、これを最も使い分けていないのが、ズバリ!
【日本の行政機構(行政・立法)】
(及び、そこに政策提言しているコンサルタント・学者も含めたい)
政策検討は、
「 (1)問題の発覚→(2)事実の確認→(3)原因の特定→(4)課題の抽出→(5)対策の検討→(6)インパクトの調査→(7)政策の決定 」
という形で進めなければなりません。
近年、どうにも (1)問題の発覚→(7)政策の決定 のような安直な脊髄反射な政策が目立つように思います。
実は、問題が発覚しても、よくよく調べてみたら問題ではなかったケースも多い。as is to beのお話ですね。きちんとこの定義を出来る方で仕事が出来ない、結果を出せない方を見たことがありません。
以前、ある方から問題と課題の定義の話の時に、問題にまだなっていない、つまり理想の状態がまだ把握できていないものを「悩み」と定義されている話を聞いてとても感動した記憶があります。お医者さんは切り分けて処置することはできても、そもそも「どうあるべきか?」を描くことはできません
分解して構造的にものごとを解釈し、本質を捉えることも複雑系になるほど難しく、視野狭窄や勘所のおさえかたも、熟達するには鍛錬が必要になります
が、理想を描くための価値観は、世界をバラバラにしてわかるものというより、複雑なものをそのまま受け止めることが必要。それがデザインとかアートといった、感性も含めた統合的な心身のあり方なんでしょうかね