【水口貴文】ルイ・ヴィトンはブランドの学校だ
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機能的便益ではなくて、そのサービスや製品の雰囲気や温度感から感じられる情緒的便益が、今後はますます際立つと思う。
ルイ・ヴィトンやスタバにおけるブランド力は、まさしくその情緒的便益の最たるものだと思う。
「本物のブランドにはしっかりした本質的な変わらない価値観があって、それこそがすべて。~~~ 時代に合わせ、本質は変えずに、表現方法を絶えず変革していくことが、ブランドの条件であることを実感できた体験でした。」
本質は変えずに、時代に合わせて表現方法はアップデートしていくことが大事だと書かれているけれど、そこが一番難しいポイントなんだと思う。
社会に合わせるだけでもなく、一方で社会とのコミュニケーションを上手にとりサービスを前に進める力。いろいろなサービスを観察し学んでいきたいポイントだなと思う。
注目のコメント
最後のダメ出しのところはさすがと思いました。「権限移譲」という言葉はかなり安易に使われており、「現場、海外子会社と関係を悪くしたくない」ことが「業績やらしさ」よりも前に来てしまうことがあります。頑固だと批判する人もいるかもしれませんが、こうしたことがあるから「譲れない一線」を明確に共有することができるのだと思います。
サービス業において現場主義は非常に大切ですが、わかりつつもKPI至上主義になったり足が遠のきやすいもの。徹底されているのは素晴らしいですねよね。
>私自身、今でも大きな決断をするときは、できるだけ店舗に行って店長やバリスタの話を聞いたり、営業のマネージャーの意見を聞いたりして決めていきます。リテールビジネスではお客様との接点に常に答えがあると思っています。スターバックス コーヒー ジャパンCEO・水口貴文氏の連載第4回です。
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1971年に米シアトルで産声を上げたスターバックスは、96年に日本に上陸。東京・銀座に1号店をオープンしてから今年で25年を迎える。現在、全国に1628店(2020年12月現在)を展開し、約4万人のパートナー(従業員)が働く。
水口貴文氏は、ルイ・ヴィトン ジャパンカンパニー副社長、ロエベ ジャパン カンパニー プレジデント&CEOを経て、2016年6月、スターバックス コーヒー ジャパンのCEOに就任。ブランドビジネスに造詣が深く、グローバルビジネスの経験も豊富だ。
外資系トップにふさわしく輝かしい経歴の持ち主だが、34歳のとき、傾きつつあった家業の靴製造卸の立て直しに奮闘し、他社に譲渡した経験も持つ。決して平坦な道のりではなかった水口氏の経営者としての軌跡を振り返る。(全7回)
■第1回 スターバックスCEOが学んできたブランドビジネス
■第2回 諦めなければ、いつかどこかで成功する
■第3回 会社は社員に成長の機会を提供する責任がある
■第4回 ルイ・ヴィトンはブランドの学校だ
■第5回 ロエベのリブランディングとマーケティング
■第6回 経営者として大切にしている「2つのこと」
■第7回 聞いて、質問して、一緒に成長する