【キャシー松井】なぜ世界が日本のESG投資に期待しているのか
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注目のコメント
正解のない時代ではダイバーシティは企業戦略として非常に重要な要素になります。
戦略上の解を見つけていくときに、試行錯誤が求められるからです。
半面、60年代、70年代の発展途上国だった日本では、「米欧先進国の作ったものを大量に安価につくる」という戦略的な正解があったので、多種多様な意見はかえって戦略的には非効率だったと考える。
しかし、今は正解のない時代。ダイバーシティによる試行錯誤の促進は不可欠。
が、それ以上に重要なことは、そこから戦略的な資源配分を決断することだ。単なる試行錯誤ならだれでもできる。キャシー松井さんほどの方がこれほどまでに日本のESGを押してくださっているのは本当に心強いです。
ESGと企業価値の関係、ESG投資のパフォーマンスについては、明らかにポジティブという実証研究結果や投資実績がある一方、相関関係は見出だせても因果関係でない、測定期間でたまたま得られた結果に過ぎないといった指摘があるのも事実です。
ニュートラルに言って、現時点ではアノマリー(理論的には説明できない経験則)に過ぎないという感じです。
だからといって根拠がないということではないでしょうし、世の中のイノベーションやヒットした新しいものに最初から論理的に説明の付いたものなどないでしょう。説明が付いていたらイノベーションになりませんし。iPhoneだって最初はおもちゃだと散々バカにされていました。
ESGも同じですし、そもそも投資・金融の世界にはアノマリーがたくさんあるものです。ESGで最先端を行っているヨーロッパでは、ESGが主流になると信じて疑わない強い理念を持ったおカネが既にダムから放流された水のように大量に流れ込んでいます。
ということで、ESGを中心に据えたファイナンスのあり方をみんなで考えるNewSchoolのプロジェクトにご関心のある方はこちらから是非どうぞ~♪(笑)
https://newschool.newspicks.com/overview43?_ga=2.162101244.1953097567.1615253577-1875904868.1548572264組織論的にも極めて大切です。「多様性は会社を強くする。多様性とは、ジェンダーだけではありません。年齢、国籍、宗教、教育バックグラウンドなど多岐にわたりますが、一番重要なのは、「考え方の多様性」(英語では「Cognitive Diversity」)です。」