アメリカ分裂でバイデン政権の舵取りは困難に
東洋経済オンライン
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選挙データをみれば一目瞭然ですが、思想や宗教などの普遍的価値を除いて、生活が安定している都会近郊層は民主党、連邦政府の政策が大きく影響する地方の製造業・農業地域は共和党という感じです。要するに地域的な経済格差が分断の原因です。多くのマイノリティがトランプ大統領、逆に都会近郊の、特に白人層はバイデン氏を投票したので、少なくともメディアがいう人種差別ではないです。トランプ現象で全体的な投票率は上がりましたが、分断の比率は誰が選挙に出ても同じような結果になっていたのかも知れません。
ただコロナ被害で実体経済ボロボロでも、有権者の半数近くがトランプ氏に投票したという事は、それだけ民主党には期待していない人が多いからだと思います。逆にいうとバイデン政権は今がチャンスです。追加支援、医療保険、学生ローンなどの問題で解決策を提示していけば、信憑性を取り戻せる可能性はあります。正直一般庶民からすると、政党とか思想はどちらでもよくて、日々の問題を解決してほしいだけです。