中国人民銀「現金は最も基本的な決済手段」、受入拒否を処罰へ
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2018年くらいから人民銀行が表明してる話なので、今回はリテンションとしての発表かと思います。当たり前なんですが法人・個人を問わず店舗なりサービスなりを提供している方々からすると現金のお釣りを用意しなくて良いのは確実に楽ですよね。そうなると合理的な事が好きなこの国の商売人たちはみんなその方向に動く。
ここでリテラシーの低いご老人やそもそも中国国内の銀行口座を持っていなくて電子決済を使えない外国人が死ぬほど困るんですよね。
そういう物に対する是正です。行政的な発想で言うなら、「当たり前」の話を「みんな~、前にも言ったけど忘れないでね~」という事ですね。
注目のコメント
中国では、現金受入拒否を処罰しないといけないぐらい、特に都市部では電子的な決済が普及しているということですよね。
中国全体での電子決済率は60%で、日本の18.4%に比べると3倍以上です。
全員が利用できるアクセシビリティを考慮すると、政府が介入せざるを得ない状況にあるのでしょうか。
電子決済の推進派としては、うらやましい限りです。現金が「現時点で」最も基本的な決済手段であることは、だれもが認めているはずだ。
それを敢えて中央銀行が「最も基本的な決済手段だ。各機関・個人は現金の受け入れを拒否することはできない」と言い、
「現金の受け入れを拒否したり、現金決済に対して差別的な措置を取ったりする企業や個人を調査し、処罰する」と宣言までする背景はなんだろうか?
各国の中央銀行がデジタル通貨の研究を進める中で、むしろその意図が気になる。
キャッシュレスが行き過ぎたので、その是正を図ろうとしているのか?
中長期的な趨勢のなかでの、「よくある一時的な揺り戻し」だとみているが、注意して見ていきたい。現金ばなれはかなり進んでいる。
私はいま北京から上海に来ているが、財布をはじめから持っていなかった。
現金はバックのどこかに数十元いれている。どこか困る時には使う。でもバックのなかに入れたまま数カ月まったく使っていない。
もう現金をも持っていること自体、忘れている。