アマゾン、世界2900万人にIT研修を無料提供
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アマゾンは、2025年までに世界中で、2900万人を対象にクラウドコンピューティング関連のIT研修を無料で提供する計画を発表。昨年7億ドル投資して自社社員を教育する取り組みを社外へ拡大。
コロナの状況でも、対前年増収増益を続けているアマゾンですが、計上した利益を使い切ることで有名です。
今年も、様々な次世代への投資や従業員への還元も行っている中、社外への研修を提供することで個人の情報も得る重要な投資です。
注目のコメント
アマゾンはグローバルで100万人を超える社員がいますが、中途も含めて社内研修はほぼ全てオンラインで実施しています。各自が必要な内容を必要な時に自主的に学べ、かつ、再生産可能でリソースを取られないため、非常に効率的です。
各事業を通して自社向けに培ったノウハウを、社外に展開してスケールさせていく、というのは定石なので、今後ビジネスの一つの柱になっていく可能性もあると思います。「競争優位性(moat)の作り方」
AWSが躍進した理由は、エンジニアによるコミュニティーへの投資です。コミュニティーが成長すると、AWSの活用機会が増え、利用が促進されます。それによりAWS自体の競争力が増していくというサイクル。
これをさらに加速する取り組み。競争優位性(moat)をどのように構築するのか、という一つのモデルケースになる。自社従業員への投資額が群を抜いてます。
それだけ積極的に取り組めば、当然従業員の能力向上が見込め、同時に会社に対する帰属意識も上がる。そして何より、そのノウハウを転職してからも活かしてほしいとの思考が、信頼関係の構築にも繋がっていると思います。
アマゾンと関わった人は、その後も何らかの繋がりで、相乗効果を発揮していきそうです。