米、ワクチン間もなく許可 一般国民には「2~3月」
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米国が英国から遅れをとってまだ使用許可待ちの状態であるのは、必ずしも確認作業の速さやスムーズさの違いからではありません。
英国では、ファイザーやモデルナが自ら解析して出した結果だけを確認して承認しましたが、米国では、患者から得られた生データをFDAが解析し直し、各企業の分析に誤りや恣意がないかを確認し直す作業を行っています。
結果的に同じになればそれで良く、蓋を開けてみれば英国の判断でも正しかったという可能性が高いですが、再解析の方がより安全性や確実性を重視した公正なプロセスとも言えます。
解析結果に問題がないことが確認されれば、10日にも許可がおりる計画となっています。ものすごいスピード感。日本と異なり「自粛」など機能しえない米国においてワクチンは決定的な影響を持ちます。
一般流布が2~3月から、ということなので、2月までのピークをどう持ちこたえていくのか、正念場です。なぜならば、季節性要因で、1-2月はコロナが活発になる時期と想定されるだけでなく、米国では、CDCによる家賃滞納への特例措置が年末で失効するため、年明けから600万世帯を超える方々が強制退去の対象となる可能性があり感染拡大の大きなリスク要因となっているためです。結構なスピード感。足元は日々過去最高の感染者数を更新しているけど、本当にこれで一気に状況が変われば、まさにワープスピード計画。
「その後、順次供給を拡大して「来年の第2四半期には必要とする全国民に行き渡る」と語った。」