論点をハズさない、コンサルの問題設定力―なぜ日本人は“ズレた”提案をしてしまう?
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注目のコメント
手段が目的化している人って多いよね。
内部統制の評価なんてのを生業にしていると、まぁよく聞くのが『どういう統制があれば良いの?』という質問。
その質問をしてくるなら
・何がリスクだと思っているのか
・そのリスクの発生可能性はどの程度と見積もっているのか
・そのリスクが顕在化した時にどれ程の影響があると見積もっているのか
・そのリスクに対して現状ではどういう対策をしているのか
を前提として教えて欲しいんですよねw
それを考えてもないまま、手段である統制の仕方だけ聞いてくる。
でもね、例えばリスクの発生可能性が著しく低いなら統制構築なんてせず、そのままそのリスクを受容するという選択肢だってあるんです。
統制することありき、のスタンスはやめた方が良い。
リスクから考えることが出来る人が本当に少ない。本記事では現象に対して論点を抽出することから始まる問題設定フェーズを提示しています。
現象に対して論点を抽出するためには、現象をどの様な視点から観るかが重要であり、その視点により論点の方向性も変わってくるでしょう。
基本的に論点は現象に付随する非必然的な性質であったりしますが、その非必然性に対して肯定的に論じるのか、否定的に論じるのか、そもそも何かしら自らの見解を持っているのか。
日本人が忘れがちな「問題設定フェーズ」とのことですが、個人的にはこの「自らの見解」の方も不足していると感じる次第です。>論点抽出についていうと、自分の頭のなかにデータベースを構築することが重要
見落としがちなポイントですが、これは本当にその通りだと思います。
昨今、特に国内スタートアップエコシステム構築においては御相談頂くことも多くなってきましたが、スタートアップ経験もしくは伴走経験がない(論点抽出データベースがない)大手戦略家の方々が描かれた絵を信じて活動した結果、何も生まれなくて辟易されている方々が増えてきている印象です。
論点抽出を間違えると、構造化も変わった中で「エイヤ」でプライオリティを決めてしまう。
結果、間違った問いに答えることになり、ROIも見合わず、皆がunhappyになる。
今後は論点抽出の段階で一方に任せっきりにならないよう、双方で一定以上のデータベースを持ち、正しい論点を抽出できるような世界が望ましいですね。