1人当たり給与総額の平均 9月は26万円余 6か月連続マイナス
NHKニュース
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現金給与総額は前年比▲0.9%ですが、所定内給与だけで見れば同+0.2%と増加を維持しています。
一般労働者とパートタイム労働者に分けてみれば、いずれの所定内給与も前年比マイナスですが、コロナでパートタイム労働者数が減っているため、トータルの平均所定内給与はまだ上昇しているといった構図です。
ただ、コロナショック後初の春闘を経た来年度は全体の所定内給与もマイナスは避けられないでしょう。結局、コロナショック下の賃金下落の最大値は5月の▲2.3%でした。リーマンショック時に▲7.2%まで落ち込んだのに比べると3分の1程度です。それだけ、企業部門ががんばった(体力が強化された)ということだと思います。
1人当たりの9月の給与総額の平均は、約26万と前年同月を0.9%下回り、6か月連続でマイナス。残業代などは10%以上マイナス。
残業時間について、パートタイム労働者が4-9月1.8〜2.1時間に対して、一般労働者は7.2〜9.2時間です。
緊急事態宣言解除後は、残業時間が着実に増えています。これは、仕事量が戻りつつあると信じたいです。
一方、対前年との比較では、パートタイム労働者が、〜1時間、一般労働者は2〜4時間下がっております。これは、コロナによる仕事量減はもちろん、出社自粛、テレワークの増加、余分な会議時間の削減、不要な飲み会自粛などが考えられます。
個人的には、月10時間程度の残業時間がどの程度正確か、本当にその時間に収まってるかが気になります。
ある程度、実態に基づいた分析でなければ、意味がないと感じるからです。