米大統領選、きょう勝者確定か
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アリゾナなどはすでに金曜日(日本時間のおそらく土曜日)になりそうだと公表していますが、ペンシルベニアはもしかすると今日中にも勝者が分かるかもしれないと伝えています。
こちらでの報道内容に従うならば、ペンシルベニアが順調に開票を済ませ、バイデン氏が勝った場合には、今日勝者が確定しそうです。しかし、それ以外の場合には、確定はまだ先になるかもしれません。
本当に忍耐が必要とされる選挙になりましたね。選挙人の過半数270人を超えれば勝ちです。まだ結果が公式発表されていないのは、ペンシルバニア(選挙人20)、ジョージア(16)、ノースカロライナ(15)、アリゾナ(11)、ネヴァダ(6)、アラスカ(3)です。
このうちバイデン候補が最も取りそうなのはアリゾナとネヴァダで、今取っている253に合わせるとちょうど選挙人総数の半分、270になります。この2州に加えてさらにもう1州取れば、バイデン候補の勝ちです。+1となりうる可能性が高いのはジョージアと見られています。
仮に、2021年1月20日の時点で大統領が決定していない場合、憲法の規定により、連邦下院で次の大統領が決定されます。下院選挙でも接戦が続いていて、共和党と民主党の議席数は拮抗しつつあります。
トランプ陣営からすると、1月20日まで決定を遅らせられれば勝ち、という風に考えることもありえます。1%未満の接戦であった州もあるので、訴訟をはじめ、様々な手段で最終決定を遅らせる、という戦術はとられると見た方がいいでしょう。改めて、覚めて見るとアメリカも日本に劣らずあるいはそれ以上に、国としてイノベーターズジレンマに罹患しリープフロッグで中国とインドに抜かれているデジタル後進国、低エグセキューション能力国家。たかだか単純選択式の開票にまる3日かかっても終わらない、制度設計から技術導入から全部大間違い。そもそも訴訟されうるポイントだらけであることも、それをはなから放置していた事自体現政権も悪いしどうしようもない。