「モノを持たないネットメディアに勝ち目はない」瀧本哲史氏が語るメディア業界 : メディア・クエスター
コメント
注目のコメント
瀧本氏による鋭すぎる指摘。カリスマ投資家のピーター・シールも述べているように、ビジネスで勝つカギは、独占状態を創ることにあります。
日本の新聞は、記者クラブ、圧倒的な高給、販売店などによって寡占状態を創り、日本のTVは、芸能事務所とのコネ、圧倒的な高給、電波により寡占状態を創ってきました。
苛烈な競争状態にあるネット空間で”寡占”を創るには、ネットメディアという概念に捕われず、メディアの歴史に学びながら、これまでネットメディアがやってこなかったことをやるしかないですね。知恵と粘りが試されそうです。なぜモノが必要かの補足。それは「習慣として根付くから」。金を出して所有してしまった、だから使おう、乗り換えるのはやめておこうとなる。コンテンツ提供者がこれをやれると強いという話です。
言い換えると、電子媒体で取得したものに「所有感」はあんまりわかないのが問題でもあります。20年後ぐらいの新・デジタルネイティブみたいな人たちにはそういう感覚がなくなってるかも、というパラダイムシフトでも解決されるかもしれないですね(笑)
【追記】
ネットビジネス(サービス)は参入障壁低いから、どこも「モノ」(端末や人力の流通網、ハードウェアなど様々)を持ち囲いこむのが勝ちパターンだった→ネットメディア(ウェブメディア。ニュースアプリなども含む)の領域にも当てはまり、「モノ」を持つ必要がある。(しかし現状難しい=ビジネスモデルを創れていない)
という話で自分の中では整理したのですが、いかがでしょうか。要するに、市場を創り出さなければいけない。新しい取り組みで、新しい価値を世に産み出さなければ単純に続かない、と。だからこそNPの独自コンテンツがどのような方向になっていくのか非常に楽しみ。